気づいたら「食費がこんなにかかってた…」を防ぐ、井戸美枝さんのアドバイスが目からウロコすぎる!
アメリカ大統領選はトランプ氏圧勝に終わりました。円安はまだ続き、物価が下がることもないといわれています。それなら、具体的に家計をどう守ればいい? ファイナンシャルプランナーの井戸美枝さんに、今日の買い物からできることを教えていただきましょう!
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【カードの明細を見て不安になるMさんの悩み】
物価高で、出費が膨らみがちです。カードで買い物をしているので、あとから明細を見て、「こんなにかかってた!」と驚くことも。どうすれば出費をコントロールできますか。
【井戸さんのアドバイス】
・目的別にカードを使い分けると、予算管理がしやすくなります。
・週予算や1回の買い物予算を決めて、使いすぎを防ぎましょう。
・食費は安く買うより使い切ることを心がけると、ダウンサイジングに効果的です。
・定期的に「残り物一掃の日」を作り、冷蔵庫の在庫や備蓄食品で乗り切りましょう。
キャッシュレスは、使用目的別に使い分けると管理しやすい
食費などの流動費を減らすには、買ったものを見直してムダを減らす必要があります。でも、今はキャッシュレス化が進み、ご相談者のように、何に使ったのかわからないまま、気がつくと出費が膨らんでいる人は多いのでは?
そこで、おすすめは、目的別にカードを使い分ける方法です。
支払いが後になるクレジットカードは、日々の買い物で使うとお金の流れが混乱するため、保険料や光熱費など固定費の支払いに使いましょう。毎月必ずかかるお金ですから、ポイントも確実に貯まります。
一方、食費など流動費の支払いは、コード決済のようなプリペイドカードがおすすめ。たとえば、食費と日用品で予算が5万円なら、月初に5万円だけチャージして、残高を見ながら買い物すれば予算管理がしやすくなります。しかも、使った履歴が残るので、あとからムダな支出を見直すことも可能です。
デビットカードも、買い物でカードを使うのと同時に口座から代金が引き落とされるため、口座に予算分だけ入金しておけば、それ以上使いすぎません。使用履歴で、あとから出費のチェックもできます。
さらに便利なのが、プリペイドカードと家計簿アプリがセットになったアプリです。
たとえば、家計簿プリカ「B/43(ビーヨンサン)」は、チャージ式のVisaプリペイドカードと家計簿アプリがセットになっていて、プリペイドカードで買い物をするたび、家計簿アプリに記録が残ります。月の途中でお金の使い方のペースが速いと知らせてくれるため、すぐに気がついて、翌日から少し出費をおさえて調整することができます。
一つの口座で、夫婦やカップルがそれぞれ1枚ずつカードを持つこともでき、どちらが買い物したときでも記録に残ります。支払い履歴を共有でき、夫婦で予算を考えながら買い物をする協力体制が作れるメリットがあります。
自分が使いやすいカードやアプリを使って、支出を見直す習慣をつけてください。
では、次に、流動費のコントロールのコツを紹介しましょう。