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気づいたら「食費がこんなにかかってた…」を防ぐ、井戸美枝さんのアドバイスが目からウロコすぎる!

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横田頼子

やりくり全般

予算を決める

予算の枠がないと、支出はどうしても膨らんでしまいます。まず、予算を決めましょう。

上手な予算だてのコツは、できるだけ管理しやすい単位にすること。
たとえば、月の食費予算が5万円とすると、1万円はお米代や予備費に、残りを週予算1万円×4週に。さらに、週1回まとめ回7000円+買い足し1回3000円とか、3日に1回3000円というふうに、買い物の回数にあわせてだいたいの予算を決めましょう。

毎回の買い物予算さえ守れれば、週予算、月予算と自動的に守れるようになります。

予算の多少の誤差は気にしない

予算が多少オーバーしても、気にしすぎないことも大事なポイント。

たとえば、その週が2000円の赤字になったら、翌週2000円減らす、翌週1000円+翌々週1000円減らす、などと調整して、最終的に月予算におさまればOKです。

買い物の回数を減らす

買い物に行くと、「肉が安かったから」「お菓子がおいしそうで…」などと、つい余分なものを買ってしまいがち。毎日買い物に行っている人は、2日に1回に減らすだけでも、出費が引き締まります。

食費

安く買うより、使いきりを意識する

農林水産省によると、日本の国民1人あたりの食品ロスは推計で年間約38㎏。そのうちほぼ半分が家庭から出る食品ロスで、食べ残しや賞味期限切れなどが多いとされています(令和4年度)。つまり、作りすぎ、買いすぎが多いわけです。

「3パック○円」「今だけお買い得」などの売り文句で安く買って、ムダにしていませんか? 安く買うより、我が家の必要量を買って使い切る方が結局はお得です。
参考:食品ロスとは:農林水産省 
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/161227_4.html

献立はシンプルに

疲れているときや作るのが面倒なときはつい外食に頼ってしまいがちですが、外食は自炊の5倍は費用がかかると言われています。

自炊を続けるために、手間も時間もかかる凝った料理はやめ、シンプルな料理を心がけましょう。私のお気に入りは無水鍋で、素材から出る水分のみで調理でき、野菜でも肉でも焼いたり蒸したりするだけで簡単においしく仕上がります。

簡単なだけでは物足りないという人は、平日は簡単な料理、休日はちょっと凝った料理などとメリハリをつけてもいいですね。

生鮮品は3日分ぐらいの献立で考える

生鮮品は3日分ぐらいの献立分を考えて買って、使い切りましょう。3日分ぐらいなら献立を考えるのもそう大変ではないですし、買い物の量も一人で持てるぐらいの重さにおさえられます。

冷蔵庫もぎゅうぎゅうにならないので電気代もおさえられて、一石二鳥です。

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