【ガーデニング】いつもと違うパンジー&ビオラ 個性的に楽しむ4つのポイントとは?
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光武俊子
Point3 進化する園芸品種の花形、可憐な原種にも触れてみよう
園芸品種は花色のバリエーションばかりではなく、花形でも進化を遂げています。この数年、大人気を博しているのがフリンジパンジーです。花びらの縁がフリフリとひるがえり、ドレスのような華やかさがあります。‛ドラキュラ’や‛シャロン’、‘パルムディール’、‘フレンチカンカン’など、ロマンティックな品種群。なかには八重咲きのパンジーもあります。
ビオラでいえば、上弁がウサギの耳のようなラビットビオラも人気です。全体に細長くてシュッとしたスタイルがかわいらしく、群れ咲かせると軽やかな雰囲気になります。見元園芸の‛うさぎビオラ’は、花色のバリエーションも多彩で、「野うさぎミーモ」などのネーミングも人気の理由です。
園芸品種が人気の一方で、近年注目されているのは原種の愛らしさ。日本でニオイスミレと呼ばれるビオラ・オドラータや、パンダスミレとも呼ばれる小輪のヘデラセアなど。横に広がってグラウンドカバーや鉢縁から枝垂れさせたり、香りを楽しんだりできて、園芸品種とは一味違う魅力があります。
Point4 小さくてよく咲く花の魅力を生かす飾り方
パンジーとビオラは草丈が低く、春になるまでは株も小さいままです。そこで、吊り鉢やベランダの手すりなどに掛けるコンテナで、目の高さに近い場所に飾ることで、花の魅力がよく見えて楽しめます。
花壇では、同じように花径の小さい一年草デイジーやワスレナグサやスイートアリッサムなどと組み合わせるとかわいらしい雰囲気に。ラナンキュラスやアネモネ、ヒアシンスやスイセンなどの球根植物を組み合わせると高低差がついてアクセントになります。
自己主張の強い花ではないので、凝ったコンテナなどと組み合わせてもすてきです。しかも、ニオイスミレなどはハーブとしても親しまれているように、エディブルフラワーとしてスイーツやサラダにも利用できます。このシーズンは、庭で咲かせたパンジーとビオラを存分に楽しんでみませんか。
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