【ガーデニング】常緑性のリーフプランツ【8選】で、冬の庭に彩りを!
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光武俊子
咲く花も少なくて寂しくなりがちな庭に、寒くても葉が残る常緑性のリーフプランツは貴重な存在。グラウンドカバーやこんもり茂る株で、庭に彩りを添えてくれます。カラーリーフやグラスからブッシュ(低木)まで、冬の庭の骨格になるリーフプランツを紹介します。
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冬も彩りが楽しめる 常緑のリーフを忘れずに
霜が降りるころになると、庭やベランダで咲く花はパンジーやビオラ、ガーデンシクラメンなど、ほんの数種に限られます。茎葉が枯れる宿根草も多いので、地面が目立ったりして寂しい印象。そんなときにグリーンやシルバーなどの葉を残す常緑性のリーフが役立ちます。
「植栽プランは冬の景色から考える」と教えてくださったガーデナーさんがいらっしゃいました。冬でも寂しくならない工夫、見どころとして、常緑性のリーフを仕込んでいるとのこと。横に広がって地面を覆い、鉢縁から枝垂れるグラウンドカバープランツや、こんもり茂るブッシュ(低木)などです。
リーフプランツは葉の色や形、サイズなども様々で、組み合わせることで思いがけないほど彩り豊かで変化に富んだシーンが生まれます。咲く花はほんの少しでも、常緑のリーフを組み合わせて冬の庭やベランダを楽しみませんか。丈夫で“絵になる”おすすめリーフを紹介します。
冬の庭にとり入れたい常緑性のリーフ8選
斑入りや艶のある葉が密生する アジュガ
草丈:10~20㎝(花穂をふくめて)
まずは草丈低く横に広がって地面を覆ったり、鉢縁から枝垂れるグラウンドカバータイプです。アジュガは黒味を帯びて艶のある品種や紫や白の斑入りなど、多くの園芸品種があります。根が浅くて乾燥に弱いので、日陰向き。春には紫やピンクの花を穂状に立ち上げます。
モフモフの姿が鉢植えでも愛される サギナ(アイリッシュモス)
草丈:5~10㎝
モフモフの姿から「モス」の名がありますが、ナデシコの仲間で5~8月に白い小花を咲かせます。寒さや暗さに強いので、屋外での越冬や屋内の観葉植物としてもOK! ただ、蒸し暑さや乾燥に弱いため、地植えする場合は木の下草や夏に風通しよい場所で育てます。
花壇の縁取りからアクアリウムまで ジャノヒゲ(リュウノヒゲ)
草丈:10~30㎝
日本をふくむ東アジアの林床に自生するグラスです。古くから花壇や池の縁取り、日陰のグラウンドカバーに用いられ、水槽のアクアプランツとしても利用されます。明るい斑入りや‘コクリュウ’という黒葉の園芸品種が人気。花は目立ちませんが、秋に美しいブルーの実を結びます。
つるをフェンスに絡めたりグラウンドカバーに ‘ハツユキカズラ’
草丈:つる伸び50㎝~
緑葉のテイカカズラの園芸品種。濃いピンクの新葉がやがて薄くなり、さらに緑地に白の斑点と変化して、秋に鮮やかに紅葉します。つる性なのでフェンスに絡めたり、地面に広げたり、寄せ植えに利用できます。日陰では斑の色がよく出ず、夏の強光では葉が傷みやすいのが難点です。