【クリスマスローズの植えつけ・鉢植え】初心者必見! プロセス写真入り【画像19枚】
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園芸ガイド編集部
水やりのしかた
「水やりのタイミングについては、春と秋は午前中がよいでしょう。夏は鉢内の温度も下げたいので夕方に(夜も可)。冬な気温の上がってくる午前がおすすめです」
植えかえのあとの水やりは、1回のみだと鉢の中心にまで水が浸透しないため、たっぷりと2〜3回行います。
「その際、活力液も混ぜると植えかえ時のストレスが軽減され、根張りがよくなりますよ」
毎年植えかえができない場合は「表土がえ」を
植えかえは毎年するのがおすすめですが、1年おきに植えかえる方もいると思います。また、植えかえをしないと、根が土の表面に出てきてしまうことがあります。 赤玉土とは、関東地方の火山灰土壌から採取される粒状の土で、園芸用の培養土として広く使用されます。通気性と保水性、排水性のバランスがよく、単独で使用することも他の土と混ぜて使用することもできます。粒の大きさにより小粒・中粒・大粒に分類され、植物の種類や用途に応じて選ぶことができます。
「そういった場合に行うとよいのが『表土がえ』です。土の表面にたまってしまった雑草のタネやコケ、肥料カスなどをかき出し、堆肥の入っていない土(赤玉土
表土がえをすると通気性がアップし、株がリフレッシュされます。
クリスマスローズ 年間の管理の目安 株分けとは、植物の株を分割して増やす繁殖方法の一つで、多年草によく用いられます。根元から芽がふえた部分を切り分け、別々に植えつけて育てます。古くなった株を切り分け、株を若返らす目的でも行われます。
春(3〜5月)
生育期:肥料をやり、株と花芽を育てる時期。春に植えかえるときは3月中に行います。
夏(6〜9月)
休眠期:日差しが強くなる時期は肥料をきって、水と活力液のみ与えます。特に真夏は夕方(夜でもよい)に水やりをしましょう。
秋(10〜11月)
生育期:肥料を再び与えて株を作る時期。株分け
冬(12〜2月)
開花期:12月に横に寝てくる古いかたい葉を切ります。鉢植えの株には肥料を継続して与えます。
環境に合わせながらじっくり育てましょう
クリスマスローズの栽培に関しては、それぞれの居住地域や育てる場所によって、気候、日当たりなどの環境が異なるため、乾燥のぐあいや水やりの頻度も変わってきます。
「今回ご紹介した栽培方法をベースにしていただき、株の様子を見ながら、それぞれの環境に合わせた育て方でクリスマスローズを楽しんでいただけたらと思います」
※この記事は『クリスマスローズの咲く庭づくり』主婦の友社編(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。情報は掲載時のものです。
※2022年11月27日に配信した記事を再編集しています。
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クリスマスローズ研究家
本家幸大
滋賀県のイングリッシュガーデン「ローザンベリー多和田」在籍。特にクリスマスローズに造詣が深く、本家さんが全国から集めた株が並ぶクリスマスローズフェアは、目利きのマニアにも人気を博している。
滋賀県のイングリッシュガーデン「ローザンベリー多和田」在籍。特にクリスマスローズに造詣が深く、本家さんが全国から集めた株が並ぶクリスマスローズフェアは、目利きのマニアにも人気を博している。

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