50代のお悩み「若いときより量は食べてないのに太るのはなぜ?」内科医がアドバイス 太りにくい食べ方とは?
「運動なんて、めんどうくさい」と何もしなければ、弱っていくだけ!
年齢とともに体型が変化するのは、ある程度は仕方のないことです。とはいえ、「年齢とともに代謝が落ちるから仕方ない」とあきらめるのではなく、30分程度でよいので運動を習慣にすることをおすすめします。1日30分の運動でも、毎日続けると確実に体や心によい変化が現れてきますよ。
「運動を習慣にしましょう」とアドバイスすると、「えーっ」という人も少なくありません。
でも運動を習慣にして筋肉量を増やしておけば60代、70代、80代、90代とその後の人生が大きく変わります。「運動なんて、めんどうくさい」「無理無理」と何もしなければ、加齢とともに体は弱っていくだけ。
人生100年時代を元気に楽しく過ごすため、ぜひ今日から運動を始めてください。
体の筋肉の75%が下半身についているので、ウォーキングやスクワットなど下半身を意識した運動をすると効率的。足腰を鍛えておけば「何歳になっても、自分の足で歩ける健康体」をゲットできます。
運動にはメリットがいっぱい! たとえば運動をして体を使うと、夜ぐっすりと眠れるようになります。また運動をして体力がつくと、メンタルダメージも受けにくくなるのです。
睡眠不足だったり、体が疲れやすかったりすると、「ああ、〇〇するのが面倒だ」とやる気が出なかったり、ストレスを感じやすかったりするもの。でも運動を習慣にして体力がつくと、同じ仕事や同じ量の家事をやっても、前より疲れにくくなる、しんどくなくなるので、メンタルも健康的に保ちやすいのです。
また私たち女性も、男性の1/20ぐらいの量ですが、男性ホルモンを持っています。男性ホルモンには気持ちを前向きにするような作用があるのですが、運動によって男性ホルモンの量も増やすことができますよ。
50代以降の体重増加のお悩み/内科医 石原新菜先生のアドバイス
・フルーツは皮ごと食べられるものを選ぼう
・筋肉量を増やせば、太りにくい体になる!
・下半身を鍛える運動をしよう!
次回は、時々起こる軽いめまいについて、耳鼻咽喉科医に伺います。月曜日配信の予定です。
▼あわせて読みたい▼