50代のお悩み「手に持っている物を落としやすくなった」婦人科医が警鐘を鳴らす 筋トレを今すぐ始めないと手遅れになる理由とは?
Q 「朝起きたときにとくに、手指のこわばりを感じます」
A 女性ホルモンが減ると、関節の老化が進みやすくなります
更年期症状の一つという場合も
50歳前後、あるいはそれ以上の年齢の患者さんから「手指のこわばりを感じる」という相談をよく受けます。これは女性ホルモンの影響が大。女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が下がると関節の老化が進みやすくなって、手指などがこわばる、動かしにくくなるのです。いわゆる更年期症状の一つと考えてよいでしょう。
とくに朝、起きたばかりはまだ血行が悪いので、手指の動かしにくさを感じやすいと思います。でも家事などで手指を動かしているうちに気にならなくなってくる、手指のこわばり以外に症状がないのであれば、心配ありません。
最近、大豆イソフラボン由来の成分「エクオール」が関節にいい作用をするというデータが出ています。気になる人は、そうしたサプリメントを試してみるのもよいかもしれません。
関節リウマチの場合も手指のこわばり、痛みを感じたりします。しかし関節リウマチの場合、全身に症状が現れます。手指だけではなく、膝関節や股関節などにも動かしにくさや違和感がある場合は、受診しておくと安心でしょう。
50代の「物を落としてしまう」お悩み/婦人科医 松村圭子先生のアドバイス
・筋力低下のサインかも!
・今すぐ筋トレを始めよう!
・筋トレは正しいやり方を教わりながら
▼次回は、「手指がこわばる」お悩みについて、内科医に伺います。▼
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