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【ガーデニング】2月下旬から冬剪定の作業スタート!バラを若返らせ、よい花を咲かせる

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吉原美奈子

剪定に必要な物と具体的な切り方

剪定時には剪定バサミ、園芸用ノコギリ、トゲを通さない手袋、枝を支柱に結わえる細ひもかビニタイを用意します。

手順としては、まず枯れ込んだ枝、病害虫の被害にあった枝、古くなって花が付かない枝を切りとります。株元で灰茶色になっているようなごつごつした古い枝で、途中からよい枝が出ていない場合は株元からノコギリで切り落とします。枝が混み合っていて、株の内側に向かって伸びている枝も切り落とします。

【ガーデニング】2月下旬から冬剪定の作業スタート!バラを若返らせ、よい花を咲かせる(画像6)

アメリカ、オレゴン州ポートランドにある、インターナショナル・ローズ試験場で咲く淡いピンクのバラ。歴史あるバラの試験農場兼ガーデンで、多くの新品種が育成されています。

不要な枝の整理が終わったら、前段で述べた目的の高さにハサミを入れます。
ハサミを入れる位置は枝をよく見て決めます。ぷくっとふくらみかけている芽や、赤い筋がふくらみかけているように見える部分の上、5~6㎜のところをやや斜めに切ります。

枝の外側にある芽を外芽、内側にある芽を内芽と呼びますが、外芽の上で切るのが原則。こうすると枝が株の外側に向かって伸び、形がまとまるからです。しかし、株の内側がすいていたり、好みの形にしたいときは内芽で切っても構いません。

次回はつるバラの剪定誘引の説明をします。

※2024年2月17日に配信した記事を再編集しています。

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イングリッシュローズとは、イギリスの育種家デビッド・オースチン氏によって開発されたバラの系統で、オールドローズの香りや花形と、モダンローズの四季咲き性、耐病性をあわせ持っています。カップ咲きやロゼット咲きが多く、ナチュラルガーデンにぴったりの優雅な雰囲気を演出します。

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ハイブリッドティーは、ガーデニングで最も人気のあるバラの系統の一つです。19世紀後半に生まれたこの系統は、花の形が美しい古典的なティーローズと丈夫なハイブリッドパーペチュアルを交配して作られました。大輪で咲き誇る花と高い香り、多彩な色合いが特徴で、シンボル的な存在感を放ちます。鉢植えや地植えはもちろん、切り花としても優れており、ガーデニング初心者からも愛されています。

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木立ち性とは、草本でも自ら茎を伸ばして支えがなくとも直立して育つ性質のことを指します。例えば、ベゴニアやクレマチスなどには木立ち性の品種があり、鉢植えでも立体感ある姿が楽しめます。この性質を生かして寄せ植えやフォーカルポイントに用いると、高さと奥行きが生まれ、植栽にメリハリが出ます。木立ち性とほふく性を組み合わせると、よりダイナミックな演出が可能になります。

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シュラブとは、ガーデニングでよく用いられる低木の総称です。生長が安定し、剪定によって形を整えやすいことから、庭や花壇の基盤となる植栽として重宝されています。バラの一種のシュラブローズも有名で、初心者から上級者まで幅広く愛されています。また、季節ごとの景観を楽しめる落葉樹や常緑樹があり、生育環境やデザインに応じて選べるのも魅力的です。

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誘引とは、植物の枝やつるを支柱やフェンスに沿って結びつけ、形を整えたり、日当たりをよくしたりする作業です。生長に合わせて、ひもなどでやさしく固定します。見た目を美しくするだけでなく、花つきや収穫量にも影響します。

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樹高とは、地面から樹木の最も高い部分までの高さを指す言葉で、庭木やシンボルツリーを選ぶ際の重要な目安となります。植物の種類や品種によって最終的な樹高には大きな差があり、適切な樹高を見極めて植栽することで、住宅や周囲の景観と調和したガーデニングが実現できます。また、生長のスピードや剪定のしやすさにも関わるため、メンテナンスの観点からも考慮すべきポイントです。

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樹形とは、樹木の全体的な形や姿のことで、自然に育ったままのものから、人の手によって整えられたものまで、さまざまなスタイルがあります。たとえば「立ち性」「横張り性」「ほうき状」などがあり、ガーデニングでは庭のデザインやスペースに合わせて選ぶことが多いです。また、剪定によって希望の樹形をつくることも可能で、生け垣やシンボルツリーなどにおいて重要な要素となります。理想的な樹形を保つためには、生長の段階に応じた手入れや剪定が欠かせません。

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株元とは、植物の茎が地面と接するあたり、根元の部分を指す言葉で、水やりやマルチング、病害虫の発生チェックなど園芸作業の上で注目すべき場所です。特に多年草や樹木では、株元の通気性や湿度が健康維持に大きく関係し、落ち葉や腐葉土のたまり過ぎによって蒸れたり、カビが発生するリスクもあるため注意が必要です。冬越しや剪定後の管理でもポイントになる場所です。

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支柱とは、植物が倒れたり茎が曲がったりするのを防ぐために立てる棒状の補助具。特に生長とともに高さが出る植物や、実が重くなる果菜類、つる性植物などに欠かせない資材です。ガーデニングでは、支柱の材質や形状によって景観にも影響を与えるため、景観に馴染む自然素材のものや色つきのものを選ぶことで、植物の生長を支えつつ庭の美しさとの両立を図ることができます。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

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