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【ガーデニング】黒いビオラやペチュニアはどうアレンジする? 吉谷桂子さんの寄せ植えQ&A

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園芸ガイド編集部

Q 黒いビオラやペチュニアは、どんなふうにアレンジしたらよいですか?

A 明るい色合いの脇役を選ぶか、あるいは白い空間に飾る

黒い花は素敵だけれど、どう扱うかは大問題です。暗い色は光を吸収するため、そこだけ引っ込んで見えるし、植物本来の緑の葉色にも色が埋まってしまうので、遠目から見ると目立ちません。

そこで、パステルカラーのような明るい色を脇役に選びましょう。黒い花は濃い紫なので薄い紫やピンクとは同系色、シャーベットオレンジなどとも似合います。黒い花の中に他色の花芯

花芯とは、花の中心部分に位置し、雄しべや雌しべなどの生殖器官が集まる領域を指す言葉です。特に観賞価値の高い花では、この部分の色彩や形が印象を左右します。ダリアやバラなどでは花芯の詰まり具合や形状が咲き方の美しさに関係し、園芸品種としての魅力にもなります。また、開花後の花芯の変化を観察することで、受粉や花の寿命を見極めることができます。

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や模様があれば、その色を合わせても素敵です。

また、花だけを考えるのではなく、白い壁をバックにした白っぽい空間に飾ることも考えてみてください。

【ガーデニング】黒いビオラやペチュニアはどうアレンジする? 吉谷桂子さんの寄せ植えQ&A(画像3)

ペールピンクのオステオスペルマムやネメシアがペチュニアの黒色を引き立て、さらに背後をニューサイランやキンギョソウの銅葉で引き締める。

【ガーデニング】黒いビオラやペチュニアはどうアレンジする? 吉谷桂子さんの寄せ植えQ&A(画像4)

ソリッドな黒のカラーは、ふわりとした白のジギタリスやニゲラによってフォルムも引き立つ。

撮影/吉谷桂子

※この記事は『園芸ガイド』2013年春号の記事をWEB用に再編集したものです。

▼※2024年3月5日に配信した記事を再編集しています▼

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監修者
吉谷桂子

英国園芸研究家

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。英国暮らしの経験を生かしたガーデンライフを提案。「中之条ガーデンズ」「はままつフラワーパーク」など各地の庭を手がけ、また、ガーデニングプロダクトの企画、デザインも行っている。『花の楽しみ 育て方飾り方』(主婦の友社)など著書多数。

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。英国暮らしの経験を生かしたガーデンライフを提案。「中之条ガーデンズ」「はままつフラワーパーク」など各地の庭を手がけ、また、ガーデニングプロダクトの企画、デザインも行っている。『花の楽しみ 育て方飾り方』(主婦の友社)など著書多数。

寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。

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