「夫婦二人で年金暮らし、貯金は1000万円未満…」先行きの不安を軽くする方法とは?人気心理カウンセラー・根本裕幸さんが回答
雑誌「ゆうゆう」読者の抱えるリアルな悩みについて、心理カウンセラーの根本裕幸さんにカウンセリングしていただきました。シニア世代が抱えがちな悩みとの向き合い方や対応法は参考になるものばかり。今回は「経済面の悩み」と「健康面の悩み」についてです。
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根本裕幸さん 心理カウンセラー
ねもと・ひろゆき●1972年生まれ、静岡県出身。大阪府在住。
2000年にプロカウンセラーとしてデビュー。以来、延べ1万5000件以上のカウンセリングと年間100本以上の講座やセミナーを行う。15年よりフリーカウセラー、講師、作家として活動。
『いちいち悩まない 1分で心がラクになる心理学』(リベラル社)、『忙しすぎて辞める人。暇すぎて病める人。』(主婦の友社)他、ベストセラー多数。
【経済面の悩み】
【お悩み】
夫婦二人で長年飲食店を営んでいましたが、コロナ禍を機に廃業。今は夫婦二人で年金暮らしをしていますが、貯金は店仕舞いで半分以上使い、1000万円未満。これから先が不安です。
(A・Nさん 65歳/大阪府)
【アドバイス】何が不安なのか具体的に考えて、今できることを探しましょう
先のことを頭で考えると不安で仕方ないと思います。でも、今日明日どうなるわけではないというとき、人は動けないことがよくあります。お金のことだけでなく健康の問題でも、今はどうにかなっているから危機感を放置してしまうんですよね。本当にピンチであれば何かしているはずです。
年齢とも相談しながら、何が不安なのかよく考えてみてください。今、具体的にできる行動が見えてきますし、何とかなりそうであれば、不安は軽くなるはずです。自分では解決できないとわかれば、それを受け止めて、周りに相談しましょう。