「このままだと年金を満額もらえないかも!」定年後のシニア女子が直面した驚愕の事実
ねんきんネットなら最新の状況がわかり、将来もらえる年金額が簡単に試算できる
——なんでもネット……。ITリテラシー低いシニア女子はパソコン作業が苦手なんですよ。スマホの小さい画面であれこれ操作するのも大人眼では難しいし。
小沢「それならお近くの年金事務所に行ってみてもよいですね。全国に300カ所以上ありますし、有人の窓口で相談できます」
——それはありがたい! 正直シニア女子は人間と直接相談したいんですよ。スマホで近くの年金事務所を探して早速電話で予約してみます!
小沢「検索はスマホでできるんですね」
——大人眼鏡は掛けますけどね。そういえば退職して銀行の窓口に行く機会が増えたんですが、「インターネットバンキングはご存じですか?」とか、「スマートフォンはお持ちですか」なんて聞かれるんですよ。シニア女子なめすぎじゃないすかね。
小沢「ネットは苦手なのに、そこを親切に聞くとひがまれますね。シニア女子ってめんど……」
——先生、心の声が漏れてます。では年金事務所に行ってきますが、未納期間だけでなく、「ねんきん定期便」で要確認事項ってありますか?
小沢「将来受給できる見込み額がわかります。『ねんきん定期便』は毎年ハガキでも届きますので、それを見てもよいのですが、『ねんきんネット』なら最新の状況がわかり、将来もらえる年金額が簡単に試算できるので、できればこちらで確認するのがおすすめです。すべての方に今すぐ見てほしいですね」
——なるほど。「ねんきん定期便」のほうで確認しました。私の65歳時点の老齢年金の見込み年額は、1,997,101円だそうです。月額にしたら166,425円。少なっ!
小沢「いや、フグコさんは会社員で長年厚生年金保険を支払っていたのでそれでも高いほうです。フリーランスや自営業の方だと月10万円以下のケースが多いはず。まあ確かに1カ月17万円弱では、現役時代と同じレベルの生活は難しいと思います。
——なんと。ま、とにかく年金事務所に行ってきます。
▼次回は、「年金の繰り下げはお得?」▼
ご協力いただいた 小沢美奈子先生
ファイナンシャルプランナー。K&Bプランニング代表。
大学卒業後、損害保険会社にて社員教育、研修講師、営業などを経験。会社員時代に取得したファイナンシャルプランナー資格を活かし2015年にK&Bプランニングを開業。Webや雑誌などでのマネー記事執筆、セミナー講師、個人コンサルティング、女性向けマネーコミュニティの講師としても活動。趣味はカメラ、バレエ、犬。著書に『本物の節約・残念な節約』(河出書房新社)
【ホームページ】https://kandbplanning.org/
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