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我慢しないダイエット。お腹ぽっこりに効く、お昼に食べたい“お肉”の選び方

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望月理恵子

無理をしたり我慢したりせず、ラクにやせたいのが多忙なマチュア世代。ダイエットを効率よく成功させるには、「何をどれだけ食べるか」よりも「いつ何を食べるか」が大事です。なかでもランチは、こってりしたメニューを食べてもOKだとか。管理栄養士の望月理恵子先生にお話を伺いました。

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午後に運動する人は、ランチはがっつりポークジンジャー

お昼は、多少こってりした料理を食べても、効率よく消化と消費が進む時間帯です。
朝食に食べたものは、お昼ごろにはおおかた消費されています。日中は活動も活発になり、夕方にはさらに代謝が高まります。

とくに、筋肉をつけたい人やこれから運動する予定がある人は、ランチにポークジンジャーを食べて、たんぱく質をしっかりとりましょう。

豚肉のたんぱく質は、筋肉をつくる材料になります。また豚肉にはビタミンB1が多く、炭水化物の代謝を高めてくれます。

しょうがが体を温め、新陳代謝を高める

ジンジャー(しょうが)は漢方でも生薬として使われるほど、体を温め、新陳代謝を高める食材です。

生のしょうがに含まれる辛み成分ジンゲロールは加熱することで体を芯から温めるショウガオールという成分に変化し、ポカポカパワーがさらにアップするので、代謝アップにより効果的です。

豚肉などのたんぱく質食品は、炭水化物に比べて腹持ちがよいので、夕食までに時間があく場合でも空腹感が生まれにくいのも利点です。つい甘いものに手を伸ばす、お菓子のダラダラ食いなども防げます。

きゅうりをすりおろして、脂肪を分解

ポークジンジャーなどの肉料理に大根おろしやキャベツを添えれば、炭水化物の消化の助けになります。
とくに大根やきゅうりは、おろし器ですりおろすことで消化酵素の働きが活性化します。

大根の酵素アミラーゼ(ジアスターゼ)は消化薬としても使われています。
きゅうりおろしは耳慣れないかもしれませんが、きゅうりに含まれる脂肪分解酵素ホスホリパーゼはすりおろすだけで活性化して、脂肪分解を促してくれます。

大根おろしときゅうりおろしをミックスすると、グリーンの色が美しくさわやか。きゅうりの青くささも気にならず、肉料理がさっぱりとおいしく食べられます。蒸し暑く、体力を奪われがちな夏のランチにもぴったりです。

ランチのラム肉で、おなかの脂肪が燃えやすくなる

おなかポッコリの元凶、皮下脂肪や内臓脂肪を燃やしてしまいたい人は、ラム肉もランチメニューにおすすめです。

ラム肉は、高たんぱくで低カロリー。そのうえ、脂肪の燃焼に働きかけて脂質代謝を促すカルニチンという成分が多いので、余分な脂肪が燃えやすくなります。

カルニチンは、たんぱく質を構成する必須アミノ酸のリジンとメチオニンから合成される成分で、体内の脂肪酸を燃やしてエネルギーをつくり出します。
さらに、有毒な物質を細胞の外に運搬して、蓄積を防ぐ働きもしてくれるすぐれた成分です。

カルニチンは、ラムのほかにも赤身の肉に多く、牛肉や乳製品ではホエー(ヨーグルトの上に浮く水分)にも含まれます。ホエーは捨てないで食べるのが正解ですね。

カルニチンは、サプリメントとしても市販され、粉ミルクなどの成分としても利用されています。
「おなかポッコリを解消したいけど、こってりメニューが食べたい」というときに、ラム肉メニューを試してみてください。

※この記事は『やせる時間に食べてみた!』望月理恵子著(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
▼※2023年3月18日に配信した記事を再編集しています。▼

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