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花咲くグラウンドカバーで雑草を防ぐ 8選【多年草】

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光武俊子

乾燥に強くて手間いらず【マツバギク】

開花期:4~5月、6~10月(種類による)

松葉のような茎葉が水分を蓄える多肉質のグラウンドカバー全般を呼ぶ名前です。春咲きのランプランサス属や初夏から咲くデロスペルマ属などが出回ります。日当たりや水はけがよい場所を好み、乾燥に強くて手間がかかりません。石組みの間や花壇の縁取りなどにぴったり。

花咲くグラウンドカバーで雑草を防ぐ 8選【多年草】(画像9)

ランプランサス

花咲くグラウンドカバーで雑草を防ぐ 8選【多年草】(画像10)

デロスペルマ

白やピンクの花が長く咲き続ける【エリゲロン】

開花期:4~10月(種類による)

花径1~2㎝の小花は濃いピンクや白い花が同時に長く咲き続けます。ヒメジョオンなどの仲間で野生化するほど丈夫な多年草。‘プロフュージョン’などの園芸品種が流通します。寒さには強いものの、高温多湿では蒸れるため、梅雨前に短く切り戻すと再び咲き出します。

こんもり茂る株を覆いつくす花【オーブリエタ】

開花期:4~5月

オーブリエタ属には12種ほどの仲間があり、ムラサキナズナと呼ばれるデルトイデアなどがおもに出回ります。常緑でこんもり茂る株を覆いつくすように小花が開花。夏に蒸れることがあって一年草扱いになることも。水はけよいロックガーデンなどに向いています。

小花好きに愛される花咲くグラウンドカバー

今回ご紹介したグラウンドカバープランツはいずれもかわいらしい花が楽しめます。庭植えだけでなく、寄せ植えやハンギングバスケットなど、幅広く利用できます。

冬もグリーンを保つ常緑性なので、殺風景になりがちな冬の庭を彩ります。ただ、密生させると夏に蒸れることがあるため、梅雨前に切り戻すのがおすすめです。オーブリエタなどは夏越しがやや難しいかもしれませんが、どれも毎年開花する多年草です。

小花の群れ咲くグラウンドカバーを、庭やベランダに生かしてみましょう!

▼※2024年4月25日に配信した記事を再編集しています。▼

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グラウンドカバーとは、地表を這うように広がり、地面を覆う植物を指します。クリーピングタイム、シバザクラなどが代表的で、雑草の抑制や土壌の乾燥防止、美観の向上に役立ちます。

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ロックガーデンとは、自然の岩石や小石を用いて山地や荒野の風景を再現した庭園スタイルです。起伏を生かし、耐乾性のある植物や多年草、多肉植物を組み合わせることで、美しい景観を演出します。ローメンテナンスで植物が長持ちするため、ガーデニング初心者にもおすすめです。また、場所を選ばず、小規模なスペースでも楽しめるのが魅力の一つです。

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寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。

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切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を途中で切り詰める作業で、植物の形を整えたり、次の花や芽の発生を促す目的で行います。開花後に行うことが多く、風通しをよくし、病害虫の予防にもつながります。

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斑入りとは、白や黄色、クリーム色など、本来の植物の色とは異なる色の模様が入っている状態のことを指します。斑入りの葉の植物は観賞価値が高く、花が咲かない季節でも楽しめますが、日差しが強すぎると、斑の部分が茶色く焼けてしまうことがあります。

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多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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夏越しとは、暑さに弱い植物を夏の高温や強い日差しから守り、元気な状態で夏を乗り切らせる管理のことです。鉢を日陰に移動する、風通しをよくする、水やりを工夫するなどの対策が必要です。

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冬越しとは、寒さに弱い植物を冬の寒さや霜から守って生き延びさせるための管理方法です。屋外に置いている鉢植えを室内に取り込んだり、花壇の土の表面にワラや落ち葉などを敷き詰めたりします。

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一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。

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球根とは、植物の栄養を蓄えた地下の器官で、翌年の発芽や開花に必要なエネルギーを蓄える役割を持ちます。チューリップやヒヤシンス、ユリなどが代表的な球根植物で、秋に植えて春に咲く秋植え球根、春に植えて夏に咲く春植え球根などに分類されます。球根は植え方や植えつけ時期、水はけのよい土などの条件を整えることで、毎年美しい花を咲かせることができます。

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学名とは、植物や動物を世界共通で呼ぶために使われるラテン語などによる正式な名称で、属名と種小名の組み合わせから成ります。例えばバラの学名は「Rosa hybrida」で、学術的な識別や国際的な情報交換に不可欠です。和名や英名と異なり、学名は重複や誤認が少なく、分類体系に基づいた整理が行われています。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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休眠とは、植物が生長を一時的に停止して、寒さや乾燥などの不利な環境から身を守る生理状態のことを指します。球根や落葉樹などでは、冬の寒さに備えて活動を停止し、気温が上がると再び芽吹きます。休眠中の植物は水や肥料をそれほど必要としないため、過湿や過剰施肥を避けて管理することが大切です。休眠の有無や期間を知ることは、植え替えや剪定の適期を見極めるうえでも重要です。

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