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【ガーデニング】1鉢に1株だから気軽に育てられる「ハーブの単植」とは?

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園芸ガイド編集部

単植におすすめのハーブ

ベランダなど栽培スペースが限られている場合は、単植に向くハーブを活用しましょう。よく生育するので、生活にハーブを取り入れやすくなります。

ローズマリー

4~5号鉢の成長した苗も売られていますが、ポット苗を5号程度の鉢に植えかえて、成長していく過程も楽しみます。低木なので、1~2年たてば左写真のように株が大きくなります。切り戻しを兼ねて枝先をカットし、肉料理やポテト料理に加えたり、浴槽に入れてフレッシュな香りを楽しんでも。

ラベンダー

ローズマリーと同じく、ポット苗を二回りほど大きな鉢に植えかえて、育てる楽しみを味わいます。ラベンダーの原産地は暖かく乾燥している地中海沿岸地域のため、高温多湿の気候には弱い傾向があります。鉢植えのメリットを生かして、置き場所を移動するなど工夫し、長く育てましょう。

ルッコラ

春植えも秋植えもできるのがうれしいハーブです。タネからでも育てられますが、鉢植えの場合は苗を購入して鉢に植えかえて育てたほうがスピーディーに収穫を楽しめます。日当たりと風通しのよい場所に鉢を置きますが、真夏は半日陰になるスペースに移動したほうが、葉がかたくならずおいしくいただけます。

バジル

春に植えれば夏の終わりまで収穫ができます。日当たりのよい場所に鉢を置きますが、夏場の高温期は水ぎれしないように注意します。つぼみが見えてきたら花を咲かせないように早めにカットして使いましょう。そのほうがわき芽も出て収量がアップします。葉はピザやパスタ、ガパオなどに、たくさん収穫できたら自家製ジェノベーゼソースも作れます。

ミント

さまざまな種類があり、葉色や香りもそれぞれ異なります。好みのミントを選んで植えてみましょう。全般的に生育旺盛なので、まめに葉を摘み取っても大丈夫。ミントティーのほか、ミントシロップ、チョコミントクッキーなど、市販されていないものを自家栽培のミントで作るのも楽しいものです。

鉢植えの水やりのコツ

水やりをした直後に鉢を持ち上げて重さを知っておくと、水やりのタイミングを計りやすい。

ハーブの中にはラベンダーのように多湿を嫌うものもあり、毎日必ず水やりをすればよいというわけではありません。そこで、水やりをしたあとに鉢を持ち上げてみて、おおよその重さを把握しておきましょう。鉢土が乾くと鉢の重さが軽くなるので、それが水やりのタイミング。鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをします。

撮影/柴田和宣(主婦の友社)、飯塚恵子

※この記事は『たったの1㎡で! 野菜とハーブと花のミニ菜園』(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

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監修者
飯塚恵子

園芸家

飯塚恵子

千葉県在住。ハーブガーデンや種苗会社など、20年以上園芸関連の仕事に携わりながら、自宅の庭、畑を作り続ける。2024年5月に千葉県我孫子市に昭和初期の機織工場を改装した喫茶店「ガラボ」を開業。『基本の野菜じょうずな育て方』(主婦の友社)など監修書籍、著書も多数。

千葉県在住。ハーブガーデンや種苗会社など、20年以上園芸関連の仕事に携わりながら、自宅の庭、畑を作り続ける。2024年5月に千葉県我孫子市に昭和初期の機織工場を改装した喫茶店「ガラボ」を開業。『基本の野菜じょうずな育て方』(主婦の友社)など監修書籍、著書も多数。

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