フィンガー5の名曲『個人授業』の誕生秘話「コイツ見た目が生意気そう…!?」【晃さんのターニングポイント#2】
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植田晴美
『個人授業』の大ヒットで世界が一変! 大勢のファンに追いかけられる毎日に
再デビューする前にディレクターもいいヒントをくれたんです。楽器だけじゃなくて、踊りも入れようと。当時、洋楽で人気だったジャクソン5みたいにね。それで半年間ぐらい、みんなでダンスのレッスンを受けました。
——ダンスのレッスンに抵抗はなかったんですか?
みんなもともとリズム感を持っているので、ふつうに練習して、まああんな感じ(笑)
——歌って、踊ってと簡単におっしゃっていますけど、まだ小学生でしたよね?
確かに今、振り返ると自分でもすごいと思う。でも耳の肥えたアメリカ人たちの前でたくさん演奏してきたキャリアがあったから、リズムも歌い方も自分なりにアレンジできたんだよね。
——私はまさにフィンガー5世代なのでよく覚えているんですが、再デビューされたときの印象はとにかく鮮烈で、周りの子たちもみんなすぐに夢中になりました。
子どもがあんな歌をあんな歌い方をするなんて、当時は珍しかったよね。まあボクらにとっては自然な形だったので、前より断然楽しくやらせてもらっていましたけど。
ただ周りの変化がすごかったですよ。それまでは後楽園のイベントで歌っても誰も聞いてない。お客さんたちも、子どもたちが何かやってるなあ~ぐらいの感じで、ちゃんと聞こうとする人もいない。時代が少し早かったのかなと思いますけど。
——それが『個人授業』を出して、世界が一変したわけですね。
「なんでボクらの周りにこんなに人が集まるの?」っていうぐらいたくさんの人がワッと来て驚きましたね。NHKの番組に出演してからパーンと火がついたんですけど、ある朝、当時住んでいた家の玄関のドアを開けると、たくさんの人がいる。近所の小学生とか中学生とかみんな家の前で待っているわけです。
それに驚いて、いったん開けたドアを閉めて、「何、これ?」っておふくろに聞きましたよ。そしたらおふくろも「わからない」。それでどういうことなんだろうとドアを開けて、話を聞いてみたらボクらを見に来たっていうんだからびっくり(笑)。
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