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有名グループのボーカル似の彼。ラブレターではなく詩に込めた淡い恋心とは?【みんなの初恋体験記#1】

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ゆうゆうtime編集部

同世代のあるあるをユーザーから聞いた「みんなの体験記」シリーズ!今回は40代主婦の忘れられない初恋のお話です。中学時代、転校生としてやってきた彼は、どこか静かで神秘的。「スピッツ」のボーカル、草野マサムネさんに似た彼は、クラスの喧騒から少し距離を置き、本を読む姿が印象的で──。

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転校生に抱いた淡い恋心と、伝えられなかった気持ち

中学生2年の時、私が通っていた学校に転校生の男の子がやってきました。地方都市にある公立中学で、転校生という存在自体が珍しかったのを覚えています。転校してきた時に彼自身が「親の仕事の都合で引っ越しが多い」と自己紹介してた通り、私たちの学校に通ったのは1年にも満たない期間でした。

細身でちょっと中性的な見た目だった彼は、物静かなタイプ。休み時間は自分の席で読書しているような子でしたが、話すと意外と明るくて感じがよく、しっかりと相手の目を見て返事してくれるのが印象的でした。私はこっそり、当時大人気だったバンド「スピッツ」のボーカル、草野マサムネさんにほんの少しだけ似ているなと思っていました。

彼は、休み時間に教室でギャーギャーと大騒ぎしてるような他の男子たちとはちょっと違う感じ。少しアンニュイな雰囲気を持っていた彼は、文学少女だった私にとってなんだか妙に気になる存在でした。

しかし、恋に恋する世代の女子中学生が友達と恋バナをする際に名前を挙げるような、いわゆるクラスの人気者ではなかったため、私は彼のことが気になっているということを、誰にも話しませんでした。

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いなくなってしまった彼に贈った詩は、思春期丸出し?

そして当初の予告通り、1年も立たない間に、彼はまた転校していきました。結局最後まで、私は彼に自分の気持ちを伝えることはありませんでした。今のように中学生がメールアドレスや携帯電話を持っていた時代ではなかったため、転校後の彼の連絡先なんてわかるはずがありません。

自分の思いが宙ぶらりんになってしまった私。そこで、文芸部に入っていた私は、彼に宛てた思いを詩にしました。年に一度部活動の成果物として発行していた文芸誌に掲載したのです。

数年前に実家に残してきた荷物の中を探してもその冊子は見当たらなかったため、今となっては詳しい内容はちょっとあいまいです。しかし、詩の内容は「あなたのやさしい笑顔が忘れられない 伝えられなかった切ない思いが私を苦しめる いつかまた出会えたら素直に伝えたい」といった、まさに大好きでよく聞いていたJ-POPの歌詞みたいな内容だったと思います。

恋かどうかもわからないほど淡い思いを綴ったその詩は、黒歴史とまではいかないけれど、今見たらきっととっても恥ずかしい内容に違いありません。その後の彼の消息は全くわかりませんが、今もどこかで元気でいてくれたらいいなと思っています。

(40代・主婦)

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