91歳・元人気テレビリポーターの現在がすごい!ヴィジュアル系ロックバンドを追っかけ、毎週ライブハウスへ。
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ゆうゆう編集部
昭和から平成にかけて、テレビレポーターとして活躍した東海林のり子さん。90代を迎えた今も衰えぬ好奇心と行動力で、“推し”のライブに精力的に足を運んでいます。「90代は80代より自由」という東海林さんの考え方、日々の過ごし方は、楽しく生きるお手本!
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PROFILE
東海林のり子さん レポーター
しょうじ・のりこ●1934年埼玉県生まれ。
立教大学卒業後、ニッポン放送に入社。
退社後は、「おはよう!ナイスデイ」などのワイドショーでレポーターとして活躍。
60代以降は司会業やコメンテーターに主軸を移し、現在も講演会などを行っている。
90歳でYouTubeチャンネルを開設し、音楽ライブ取材などを配信。
90歳を超えてもロックバンドを追っかけて毎週ライブハウスへ
「音楽ライブに行くことが、私の生きがいですね。一昨日も、年下の友人たちとお台場でランチしていたら、友人の一人が『これからアルルカンというバンドのライブに行く』と言うので、じゃあ私も連れてってと、千葉のライブハウスまで行ってきました」
かつて、ワイドショーのレポーターとして、事件を追って飛び回っていた東海林のり子さん。そのフットワークの軽さは今も健在だ。ヴィジュアル系ロックバンドを追っかけ、月3〜4回はライブ会場に足を運ぶ。91歳のバンギャ(ヴィジュアル系バンドを愛するギャル)は、ミュージシャンやそのファンからも慕われている。
「ライブのあと、アルルカンのメンバーと一緒に撮った写真を、X(旧ツイッター)に投稿したら、『すげえ、アクティブなばあさんだ』とコメントがきたので、『すげえ、婆ギャです』と返しました」とお茶目に笑う。
東海林さんがロックに目覚めたのは、50代半ば。X JAPANのToshiさんのラジオ番組にゲスト出演したのがきっかけだ。
「初対面のToshiは、派手なメイクとは裏腹に、とても礼儀正しい好青年。ライブに行ってみたら、激しい曲もあれば、バラード系のきれいなメロディもあり、すっかり魅了されました」
朝のワイドショーで、X JAPANを紹介したのは、東海林さんが最初だった。予想以上に視聴者の反響が大きく、主婦など幅広い層にV(ヴィジュアル)系を広めることに貢献した。
「その後は、LUNA SEA、GLAY……と次々に追っかけ、『BREAK OUT』という深夜番組では全国のインディーズバンドを紹介しました」