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大半の人が勘違いている【睡眠の新常識】「15分以上寝つけないときは、布団から出たほうがよく眠れる!?」

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ゆうゆう編集部

睡眠の新常識⑥ 体を横にしているだけでは、睡眠の効果は得られない

眠らずに15分以上布団に入っていると、どんどん眠れなくなる

「睡眠は『脳のメンテナンス』ですが、寝つけない状態では脳は休まりません。眠りが大切だから早く寝なければと焦り、寝つけないのに15分以上、布団で横になっていることは逆効果になりかねません。それは、眠れない体験を学習している状態です。

眠る前にリラックスできる香りをかぐ、パジャマに着替えるなどといった習慣が眠るのに大変効果的です。寝つけないときは、布団から出てリビングへ。リラックスして過ごし、自然と眠気が訪れるまで待ちましょう」

睡眠の新常識⑦ 中途覚醒しても、15分以内に再入眠できれば気にする必要はない

夜中に目が覚めるのは、年をとったら普通のこと

「寝床で過ごした時間のうち、実際に眠っていた時間の割合を『睡眠効率』といい、睡眠効率が高いほどよい睡眠だと評価されます。年をとると朝になるまでの間に目が覚めてしまう中途覚醒はよくあることです。睡眠効率は下がりますが、たとえ目が覚めても、15分以内に再入眠できるのであれば、何も問題はありません。眠れないことを気にしてしまうとより眠れなくなってしまいます。仕方がないな、という感覚でまたすぐ眠れるだろうぐらいに考えているほうが、よい睡眠につながるでしょう」

睡眠と覚醒をあやつる脳のメカニズム~快眠のためのヒント20~

櫻井 武/著 1045円 扶桑社新書

多くの人が関心を寄せるあまり、逆に間違って認識されていることもある睡眠の仕組みや役割。それらを脳と体のシステムの観点からわかりやすく解説。気軽に実践できる、快眠を導くヒントも提案してくれる。

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取材・文/森山佳織 

※この記事は「ゆうゆう」2025年8月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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