秋にタネから育てる一年草【おすすめ8選】初心者でもできる育苗のコツ
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光武俊子
秋にタネをまきたいおすすめの一年草8選
秋にタネをまく一年草はバラエティーに富んでいますが、とくにおすすめしたいのは「春に苗で出回りにくい」草花です。例えば、切り花用に草丈高く改良されたキンギョソウやたっぷりした花弁が重なる八重咲きのアスター、ワイルドフラワーのような趣あるエスコルチア(ハナビシソウ)など。タネをまかないと咲かせられない花にご注目ください。
茎が強くて花もちバツグン【キンギョソウ高性種】
開花期:3月中旬~9月
タネまき時期:9~10月、3~4月
春の草花としておなじみのキンギョソウのなかで、切り花用に育種された草丈60~70㎝の高性種。切り花生産者がおもに栽培するため、苗はほとんど流通しません。茎がしっかりしていて花もちよく、花壇の主役にぴったり。高性一代交配種や‛F1カリヨン’などのタネが流通します。
風に揺れる繊細な姿がナチュラル【エスコルチア】
開花期:4~6月、3~4月
タネまき時期:10~11月
ハナビシソウやカリフォルニアポピーとも呼ばれます。薄い花びらと切れ込みの深い葉が繊細な印象で、風にそよぐさまがナチュラルな雰囲気です。暑さに弱いため一年草あつかいながら、乾燥に強くこぼれダネからも発芽します。日差しが当たることで花が開きます。
ボリュームたっぷりの八重咲き【大輪八重咲きアスター】
開花期:6~9月
タネまき時期:9~10月、4~5月
花径8~10㎝にもなる大輪八重咲きのアスターで、華やかな‛ブリリアンEXブルー’などの品種が知られます。これも切り花用に育種され、アレンジメントやブーケなどに人気ですが、苗はほとんど出回わりません。連作を嫌うため、同じ場所で毎年栽培するのは避けます。
早く咲き出すから早めにタネまき【パンジー&ビオラ】
開花期:11~5月上旬
タネまき時期:9~10月
パンジーとビオラは花径4㎝より小さいものがビオラ。どちらも開花期の長さが特徴ですが、ビオラのほうが寒さや日陰にも強い傾向です。タネから育てた幼苗を使うと、寄せ植えなども作りやすいもの。ごく小さな苗が春には大きな株に育つので、株間はあけ気味に植えつけます。
