【伍代夏子さん】がウォーキングポーズを披露!無理なく歩く「足活」のコツとは?
まったく別物だった新たなウォーキング体験
こうしてウォーキングから距離を置き、しばらくたったある日。伍代さんは日常生活の中で、夢中になって歩いている自分がいることに気づく。
「不思議なもので、イケアやコストコのような広いお店に行くと、時間を忘れて6000~7000歩くらい平気で歩いていたんです。決定的だったのが、趣味で始めたカメラ。撮りたいものや美しい景色のためなら、重たい機材を担いでいても、何キロだって歩けちゃう。人って歩く先に楽しみや目的があれば、いくらでも歩けるんですね。ノルマとしてのウォーキングと、写真を撮れたときの喜びや達成感があるウォーキングは、まったく別物でした」
伍代さんの経験は、運動がなかなか続かないと感じている私たちへの、大きなヒントになる。
「歩く」を目的にするのではなく、「楽しみ」へ向かうための手段と捉え直すのだ。
「『ゆうゆう』読者の皆さんにも、『ぜひ楽しみを見つけてくださいね』とお伝えしたいですね。たとえば、お気に入りのカフェに朝食を食べに行くとか、大切な人へのプレゼントを探しにデパートを回るとか。レッスンのあとにみんなでお茶をするのが楽しいから、ダンス教室に通う、なんていうのもいいですよね。歩く先に目的や楽しみがあれば、きっと長く続けられるんじゃないかなと思います」
歩いたあとは、体のケアも欠かせない。入浴中のマッサージは、日常的に行っているという。
「50代の頃より、確実に体が硬くなっているのを感じていて。毎晩必ずお湯につかって体を温め、マッサージで体をほぐしてから寝ています。だけど、朝にはもうバキバキ(笑)。『うぅ~』なんてうなりながら、毎朝ベッドから起き上がっています」
