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【伍代夏子さん】がウォーキングポーズを披露!無理なく歩く「足活」のコツとは?

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ゆうゆう編集部

心の声をよく聞き自分を知ること。それが一番の健康法

運動習慣をもち、体を健やかに保つことは大切なこと。しかし同時に心のケアも重要だと、伍代さんは語る。そこには自身の経験から得た気づきがあった。

「4年ほど前から、心因性の喉の病気を患っています。治療法もない、薬もない。じゃあ何ができるのかといえば、自分で自分の気持ちを上げていくしかないんですよね。お客さまに元気を届けたいという願いも、落ち込んでいてはかないません。自分自身を認めて、ほめてあげること。そして、我慢しすぎないこと。体も心も自分でケアして、少しでも健やかな状態に整えられるようにと心がけています」

伍代さんが実践する心を上向きにする方法の中から、一番簡単なものを教わった。それは「笑顔」だ。

「鏡の前でとびきりの笑顔をつくると、脳が『楽しい!』と錯覚して、気持ちが前向きになるんです。これはコンサートでファンの皆さんにもお伝えしていることなのですが、『笑顔になると眉間のシワも減りますよ』というひと言で、皆さん俄然やる気がでるみたい(笑)」

さらに心と体を健やかに保つ秘訣として、「限界を決めないこと」も挙げる。

「私たちって、自分で『できない』と決めてしまっていることが多いと思うんです。特に大人は、これまでの経験から『私にできるのはこれくらい』と自分に制限をかけてしまう。だけど私自身、これは絶対にできないと思っていたことが、やってみたらクリアできた経験があるんです。新しい何かに挑戦するとき、『もう年だから』なんて思わずに、まずはやってみることが大事なんじゃないでしょうか。きっと、自分で思っている以上の力が湧いてくるはずです」

健やかな毎日を送るために、伍代さんが最後に強調したのは、自分自身の体と向き合うことの大切さだった。

「何よりも、自分の体の状態を知ることが大切です。私はC型肝炎ウイルスのキャリアとなり、克服した経験から肝臓の検査の重要性を訴える活動も行っています。肝臓は『沈黙の臓器』と言われていて、症状が出たときには手遅れということも少なくありません。ですが、早く見つければ今は薬で治る時代。検査を受けて、自分の体を知ることから始めてほしいですね」

自分の体の声に耳を澄まし、弱点を知っておく。それが、賢い予防にもつながる。

「体のどこが弱いかを知っていれば、乾燥する季節には加湿を心がけようとか、体を冷やさないようにしようとか、先回りして対策ができますよね。まずは自分を知ること。それが心と体の一番の健康法だと思います」

年齢を重ねても病気にならずに心身ともに元気に生きる「知って、健康デー2025 in 浅草」

伍代さん、杉良太郎さんがダンスで健康維持を呼びかけ

8月4日、東京・浅草の浅草花劇場にて開催された「知って、健康デー2025 in 浅草」。自分の健康について改めて考えてもらうことを目的に、健康維持の要でもある肝臓の大切さや、肝炎の知識・予防・治療の普及の他、さまざまな健康対策の啓発が行われた。また、ダンスを通じた健康づくりの効果を伝えるため本イベントでは高齢者や高校生などさまざまな年代のチームがダンスを披露。会場が一体となる盛り上がりを見せた。

EXILE MAKIDAIさんと、80代~90代の浅草おかみさん会会長らが一緒にダンスを踊る場面も。

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撮影/中村彰男 
取材・文/恩田貴子

※この記事は「ゆうゆう」2025年11月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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