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【専門家が教える】50代からのウォーキングの極意!痛くなりにくい歩き方のコツを徹底解説

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更新日

恩田貴子

【LESSON】つまずかず、痛くなりにくい「正しい歩き方」

正しい姿勢で歩くことは、足腰の負担の軽減や転倒防止につながります。また、ウォーキングを正確に行うだけで運動効果もアップ。全身を使った効率的なトレーニングに。

①前の足のかかとから着地する

背すじを伸ばして立ち、足を前に出す。「ひざを伸ばし、着地は必ずかかとから。骨盤から歩くイメージで足をふり出すと、自然とかかとから着地できますよ」

②前の足に体重を乗せる(重心を移動)

着地したら、重心をかかとからつま先へと移動させる。「手は自然にふりますが、このとき腰の回転を意識するのもポイント」

③後ろの足を前に蹴り出す

「足裏全体で体重を移動させたら、最後に親指のつけ根で地面をしっかりと蹴り出すようにして前に進みましょう」。①の動作に戻る。

横から見ると

目線は10~15m先に。歩幅の目安は60代で50㎝、70代では45㎝。「1、2……と頭の中でリズムを刻みながら歩くと、一定のペースを保つことができます」

つま先でボールを蹴るように
足を前に出すときは、ボールを蹴るようにふくらはぎを使って足を前に出すイメージで。「こうすると足が疲れにくくなりますよ」

ゆうゆうフレンドの歩き方チェック

笠原淳子さん(78歳)

上半身がガチガチでほとんど動いていない

「歩幅や足の運びはバッチリですが、上半身の動きが硬いのが気になります。歩いているとき、本来は腕の動きに連動して上半身も回転するはずですが、動いていないんです。このままだと歩行時に体に負担がかかってしまうため、歩行前に腕ふり体操(次の記事で紹介)を行って改善を」

永村 香さん(56歳)

つまずきは、かかとと骨盤への意識で改善

「永村さんの歩き方はほぼパーフェクト。ただウォーキング中につまずくことがあるそうなので、かかとから着地することと、骨盤から足をふり出すことを意識してみてください。つま先を上げる筋肉の柔軟性を高める足の甲ストレッチ(次の記事で紹介)も効果的ですよ」

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撮影/柴田和宣(主婦の友社) 
モデル/笠原淳子、永村 香(ともにゆうゆうフレンド)

※この記事は「ゆうゆう」2025年11月号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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