鳥羽周作「55歳で現場を降りる」理由。糖尿病はチャンス!病気と共に生きるその未来像は?【鳥羽周作さんのターニングポイント#4】
「孤独」ではなく「孤高」。群れない理由
――料理家さん同士で、病気の話を共有したりすることはありますか?
鳥羽シェフ:自分は、誰とも仲良くないんですよ(笑)。
もちろん他の料理家さん同士、仲良しな人達もいて、夜な夜な勉強会みたいなことをやっているのも聞くんですけど、僕はそういうのが得意じゃない。どこの食材がいいとか、どの調味料がすごいとか、ある一定のフェーズまではそれもすごく良いと思うんです。
でも、その先は誰かとの相談の中から生まれるものなんて、所詮“想像の範囲内”の話だと思っていて、正直あまり興味がないんです。
自分は誰ともつるまない。“孤独”ではなく、“孤高”。
自分の中でめちゃくちゃ自問自答して、「糖尿病いける!」ってなったら、もうあっという間に行動に移す。やると決めたら、次の瞬間から一気に着手してしまうタイプなので、そのスピード感も、群れないからこそ出せるのかなと思います。
note再開の理由。「数」より「深さ」を大切に
――先ほどの「誰が伝えるかも大事」という言葉。最近再開されたnoteも、そういう思いがあったのでしょうか?
鳥羽シェフ:そうですね。ラジオをやらせてもらって感じたのは、これからは「数じゃなくて深さが大事」ということ。
ラジオって、知名度があれば正直、お客さん側に熱量がなくても“なんとなく聞かれてしまう”ところがあるんですよね。
でも、そうじゃなくて、1人でも深度のある関係性をつくることのほうが大事だなと。
広がりは、結果としてあればいい。それよりも、より深く自分のことを理解してくれる人に、自分の考えが届くほうが嬉しい。
ラジオもnoteも、「聞きたくて聞いてくれる人」「読みたくて読んでくれる人」に、ちゃんと届くようにしたいんです。
最終的に必要なのは「気合い=熱量」
――「相手を可燃させることが一番難しい」ともおっしゃっていましたね。
鳥羽シェフ:きっかけは自分かもしれないけど、最後に動くのは相手自身ですよね。
個人プレーができる人が増えることが一番いいと思うし、その中心に自分がいることで、いろんなものが動いていく。
結局、物事は気合い=熱量=パッションなんですよ。糖尿病の話も、ビジネスも、全部パッション。パッションがないと、続けられないし、人にも伝わらないと思っています。
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