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「入居したサービス付き高齢者向け住宅が倒産!!」こんなとき、どうする? 親の【高齢者施設入居】実例

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ゆうゆう編集部

老いていく親の「少しでも長く家にいたい」という願いをうち消し、施設に入れることは親不孝なのでしょうか? ここでは、読者の体験談とファイナンシャルプランナー・畠中雅子さんに聞いた施設選びのヒントをご紹介します。

親の施設入居体験、我が家の場合

サ高住→賃貸マンション→サ高住

入居したサ高住がまさかの倒産!! 次の施設が見つからず困惑

すみれさん(63歳・神奈川県)
義母が大腿骨骨折で要介護2に。サ高住に入居したが施設が倒産。ワンルームマンションで9年暮らし、再びサ高住に入るも、肝臓がんで2025年に91歳で逝去。

関西で一人暮らしをしていた義母が転倒により大腿骨を骨折したのは80歳のとき。当時、義母が住んでいたマンションは階段があり、夫も私も「施設に移ったほうがいい」と提案した。義母は入居をかたくなに拒否していたが、骨折したときに救急車を呼んでくれた管理人さんや、病院のソーシャルワーカー、ケアマネさんなどが力強く説明&説得してくれたおかげで、病院からまっすぐサ高住に入居となった。

団体行動が嫌いな義母だが、すっかりサ高住での暮らしになじんだある日、突然サ高住の運営会社が倒産! 入居者は全員退所。結局、市街地にワンルームマンションを借り、週3回ヘルパーさんを呼んで暮らすことに。自由気ままな暮らしに義母も、「私は今がいちばん幸せやねん」と笑っていた。もともと義母に貯金はない。施設費用はすべて私たち夫婦が払っていたので、ワンルームに移って費用負担は少し軽くなった。

昨年、義母は再び大腿骨骨折。一人暮らしがむずかしくなり、2つめのサ高住へ。しかし、治療を続けていた肝臓がんの転移が見つかり、あっけなく亡くなってしまった。ひつぎには、義母の好物であるたこ焼きを入れてあげた。

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