「入居したサービス付き高齢者向け住宅が倒産!!」こんなとき、どうする? 親の【高齢者施設入居】実例
FP畠中雅子さんの施設選びのヒント!
施設情報は重要事項説明書で確認を
パンフレットや施設が運営するウェブサイトは、「施設側が発信したい情報」なので、基本的にキラキラしたものばかり。「そこには書かれていないリアルな情報を知ることができるのが重要事項説明書です」(畠中さん)。
各自治体で共通の書式になっており、施設の場所や部屋の広さや設備はもちろん、従業員の人数や配置、その勤続年数、利用者の人数や内訳、利用料の支払方法など、入居する人が知っておくべき情報がびっしりと書かれている。
自治体によっては各施設の重要事項説明書をウェブサイトで公開しているので手軽にチェックできるし、施設に電話すればパンフレットといっしょに送ってもらうこともできる。
情報が専門的なので最初はわかりづらいが、比較して見ていくうちに少しずつ「この施設はなんとなく安心かも」などとわかるようになってくるのでぜひ参考に。
アンケートによる皆さんの声
入居後の親の様子、私の気持ち
●母を施設に入れて5年。私は東京、母は地方在住だが、当初はほぼ毎月のように会いに行っていた。しかしコロナ禍で面会できなくなり、久々に会ったときには認知症が進み、私のことがわからなくなっていた。施設に入らなければ、コロナ禍であっても会いに行けたはず。決断は正しかったのか、もっと何かできたのではないかと、後悔している。
(O次郎さん・59歳)
●入居した母が「家に帰りたい」と言うたびに、施設の方々が「今日はこのあと雨が降るから、明日にしたら?」などと言ってくれる。その姿に「プロだな」と感心。施設での母は幸せそうで、「食事もおいしいし、マッサージもしてもらえて助かる」と笑顔だ。私も自分の生活が落ち着き、健康になった。笑顔で母に会えるし優しくもできる。
(Mさん・59歳)
マンガで解決 老人ホームは親不孝?: 親も子も失敗しない施設の選び方
上大岡トメ著 畠中雅子監修 主婦の友社
トメさんが高齢親の介護を体験し、その不安や困りごとをマンガで解決する人気シリーズの第3弾。老人ホーム選びのヒントと、勇気をもらえる言葉が満載。
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