意外に簡単!初心者向け[洋ラン6種]の栽培ポイントと冬のケア方法【ガーデニング】
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光武俊子
ユニークな花形で視線を集める【パフィオペディルム】
開花期:12~6月
草丈:20~50cm
まるで食虫植物のような個性的な花姿。さぞや栽培は難しいだろうと思われますが、比較的寒さに強く、暗さにも耐えるので、育てやすいです。生育には10℃以上必要ですが、冬越しは5℃以上で大丈夫。しかし、高温多湿を好むためバークと軽石か水ごけで植えつけ、鉢内に湿り気を保ちます。
ふっくらした花をいくつも連ねる【シンビジウム】
開花期:12~4月
草丈:30~80㎝
日本にも自生するシュンランの仲間で、関東南部以西の暖地なら屋外で冬越しできることも。玄関先に無造作に置かれた鉢植えが、開花期には存在感を発揮します。水を溜めるバルブをもちますが、春~秋は乾燥させないように水やり。生育適温は15~20℃、冬は3℃以上必要です。
ミディタイプ登場で人気急上昇【コチョウラン(ファレノプシス)】
開花期:おもに5~6月(流通は年中)
草丈:30~100㎝
東南アジア原産の着生ランで、多肉質の大きな葉に水分や養分を蓄えるので、葉の数が減らないようにするのがポイント。蝶に見立てられた優雅な花が次々に開き、長く楽しめます。素焼き鉢なら水ごけで、プラ鉢なら乾きやすいバークで植えつけ。寒さには弱くて最低15℃、適温が25℃です。
温かすぎる場所を避けて、春~秋は屋外で
洋ランは熱帯・亜熱帯が原産とはいえ、意外に寒さに強いものが多いです。冬も暖房が効きすぎた室内やエアコンの温風が当たる場所は避けて、日当たりに置きましょう。ただし、冬の窓辺は夜間に冷え込むので要注意。夜だけ部屋の中ほどに移動するのがおすすめです。
太いバルブや大きな葉に水分を蓄える種類は乾燥気味に育て、根が湿ったままにならないよう鉢皿の水は溜めないよう気をつけます。透明なプラポットに植えておくと、根の乾き具合がわかりやすいです。木の上などで育つものも多いので、肥料はごく控えめでOK!
大きな花を咲かせるコチョウランやパフィオペディルムなどには支柱を添えます。支柱と花茎を固定できる小さなピンチ(写真の指先の位置)が扱いやすいです。植え込み材は3~4年で傷むので春~初夏に植え替えると、長く栽培できます。
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