映画『レンタル・ファミリー』を観るべき理由!日本人も知らない日本の美しさと優しさが話題【LiLiCo'sさんおすすめ】
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LiLiCo
TBS「王様のブランチ」の映画コーナーを担当し、映画コメンテーターとしても人気を集めるLiLiCoさんが、おすすめ映画を紹介していきます。今回は『レンタル・ファミリー』です。
日本の美しさ、優しさを描き、世界中で話題沸騰
すごい作品に出逢いました! この映画には日本の美しさ、面白さ、切なさ……すべてが盛り込まれています。笑って泣いて、心がとても綺麗になった気分。さらに日本を好きになり、映画を観たその足で、そのまま神社に行って手を合わせ、本当に爽快な気分に。それが『レンタル・ファミリー』です。『ハムナプトラ』で人気者になり、『ザ・ホエール』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したブレンダン・フレイザーが主人公のフィリップを演じています。
舞台は日本。日本のCMに出演して有名になったけれど今は落ちぶれ、細々と日本で暮らすフィリップ。あるとき「レンタル・ファミリー」という会社を経営する多田(平岳大)から、仕事が舞い込みます。それはさまざまな依頼に応じて必要とされる"人間"を演じる仕事。フィリップは戸惑いながらも丁寧に仕事と向き合い、人々と関わることで本当に大切なことに気づいていくの。
実際、今の日本では恋人や友達をレンタルできます。代わりに謝ってくれる人もいます。それを素晴らしい作品に仕上げてくれたのは『37セカンズ』のHIKARI監督。ディープに人の心情を掘っていく描写が大好きです。とくに、フィリップが外国人として日本で生活することの困難さに、私はとても共感しました。俳優業で外国人役の需要は低く、その苦労は目に浮かびます。でも誰だって誰かの役に立てる。いろんな人と関わることで、自分が見失っていた大切なものに気づける。それを知って、深い感動が身体中を駆け巡りました。
正直、2026年公開の映画で、本作を超えるものが出てくるのか?と心配すらしています。2003年の『ロスト・イン・トランスレーション』を覚えていますか? あの作品を観て日本に来る海外からの観光客には、撮影に使われたホテルやバーが今でも人気です。今回は日本人も知らない日本が映し出されていて、思わずCG? と確認してしまうほどの美しさ。日本人も旅したくなる、そしてあらためてこの国の素晴らしさをかみ締め、誰かを、自分を優しくハグしたくなる、そんな作品です。
『レンタル・ファミリー』
● 監督/HIKARI
出演/ブレンダン・フレイザー、平 岳大、山本 真理、柄本 明、ゴーマン・シャノン 眞陽、木村 文、 安藤玉恵、森田望智、篠﨑しの、真飛 聖 他
2月27日より全国公開(アメリカ・日本 配給/ウォルト・ディズニー・ジャパン)
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