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認知症家族の「今日は何日?何曜日?」が減ったと大反響!頼れるアイテム【デジタル日めくりカレンダー】とは?

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ゆうゆう編集部

当事者の声から機能&デザインをアップグレード

商品の改良時には、認知症当事者の声が参考になった。

「高齢者向けの商品は、情報が多ければいいわけではない。いかに必要な情報だけを伝えるかが重要だと気づきました」(長谷川さん)

こうして、不要な情報を消せる「時刻オフ機能」を追加。「早朝」「夜中」など、わかりやすく細分化した時間帯表示を取り入れた。

2024年からは、経済産業省主催の「オレンジイノベーション・プロジェクト」に参画している。

「施設にいる認知症当事者や介護者の方々との対話を重ねて、さらなる便利な商品開発を進めています。『こういう機能が欲しい』『この表示が見やすい』など、生の声が聞ける貴重な機会です」(兵頭さん)

シリーズ累計売上は100万台を突破した。「商品を必要としている方は本当に多い」「これからも役立つ商品開発に努めたいと思います」と2人は意気込んでいる。

認知症当事者の方に使い勝手をリサーチ

経済産業省のオレンジイノベーション・プロジェクトに参画、当事者や介護者、専門家の声を収集。「本当に使えるのか」「不安が減るのか」を基準にニーズを把握。

曜日を大きく表示

紙の日めくりにはない、大きな曜日の表示がデジタルの特徴。開発当初の「ユニークな商品を作りたい」というアイデアが、認知症ケアにも役立った。

必要な情報のみ表示

一部表示をオフにできるなど、認知症の進行度や個人のニーズに応じたカスタマイズが可能。シンプルな表示で情報を減らせば、認知症当事者の混乱を招きにくくなる。

オリジナルフォントで曜日を読みやすく

漢字本来の「とめ」「はね」などの再現にこだわった独自のフォント。漢字表記が制限される液晶画面でも読みやすいユニバーサルデザインを目指した。

時間帯表示で昼夜逆転対策を

時間帯を分けた表示画面。午前・午後ではなく「早朝」「夜中」など、8つの時間帯で表示。認知症の当事者が昼夜逆転に気づく手がかりに。

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撮影/柴田和宣(主婦の友社) 取材・文/武田純子

※この記事は「ゆうゆう」2026年4月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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