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意外と知らない「介護の腰負担」を減らす方法とは?現場発【骨盤ベルト】で介助がラクに!

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ゆうゆう編集部

系列の介護事業所で働く人の声を生かして

現場のさまざまなニーズを捉え、改良していった。介護現場でも使えるようにゴムのパワー感を高め、シリコン製のすべり止めを装着。一部に蒸れにくいメッシュ素材を採用。その結果、6センチという細幅で動きの邪魔にならず、体を支える・抱き抱えるなどのパフォーマンスを向上させる骨盤ベルトが完成した。

川西さんは使用の前に、正しい装着方法を知ってもらうことを重視。動画で使い方を説明してからつけてもらったという。

「その結果、社内で試着した72.5%のスタッフが、『つけていたときのほうが介助しやすかった』と回答しました。また、国際福祉機器展でのモニター体験では、92%の人から『介助しやすい』と回答いただきました。腰が痛いから骨盤ベルトをつけるのではなく、『介護するときには必ずつけよう』とアピールしていきます」

今年1月からオンラインストアで販売を開始。創業70年以上の技術力と現場の声を融合させた介護ベルトには、これから増える在宅介護の負担を減らし、パフォーマンスを高めることが期待される。

「今後当たり前になる介護の場面で、骨盤ベルトも当たり前に身につけてもらえればと願っています」

腰痛予防ベルトをベースに開発

一般向けに販売している腰痛予防ベルトを、介護現場向けにカスタマイズ。強度アップやズレにくさなど、現場の厳しい要求に応える改良を重ねて完成させた。

内側のすべり止めでずり上がりを防止

シリコン製のすべり止めをつけ、介助中のずり上がりを防止。一般の骨盤ベルトより固定力をアップして、介護スタッフのさまざまな動きに対応する工夫を施した。

メッシュ素材でムレを予防

通気性に優れたメッシュ素材を部分的に使用。長時間の装着でも蒸れを防ぎ、オールシーズン快適に使用できる。入浴介助などでぬれても乾きやすく、安心。

体への負担が軽くなる理由

つけるのは骨盤の出っ張った骨の下

正しい装着位置は、骨盤を構成する出っ張った「腸骨(ちょうこつ)」の下。ここに装着して骨盤を安定させ、効率的な動作を可能にする。「多くの人のイメージよりも低い位置につけます」と川西さん。

サポート力を高める二重ベルトを内蔵

補助ベルトつきの二重構造を採用。まずは補助ベルトで仮止めしてから、メインのベルトで本格的に締め上げる。この2段階方式で、あまり力がない人でも無理なく、しっかりと装着できる。

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撮影/柴田和宣(主婦の友社) 取材・文/武田純子

※この記事は「ゆうゆう」2026年4月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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