「父親は子どもの友だちを3人言える?」上野千鶴子が問う“育児のジェンダーギャップ”と、もう我慢しないヒント
我慢しないで生きなさい
上野さんが最近、高校生の親世代に必ずする質問があるという。子どもの友だちの名前を3人以上言えるか――。ほとんどの母親はスラスラと言えるが、大半の父親は詰まりながら答えることになるという。
また、今の高校生たちは自分の進路について父親に相談する人がほとんどいないそうだ。まだまだ、男親は育児に参入できていないのだ。どうすればこのジェンダーギャップを解消できるのだろうか。
「女性には、我慢しないで生きなさいと言いたい。あなたが我慢して被害者であり続けることが、次の世代の被害者を生んでしまうかもしれないからです。
あなたが間接的な加害者になってしまうかもしれない。だから、女性がどこかのタイミングでNOと言わないといけません。セクハラも痴漢もそうです。そして男性には傍観者になってほしくありません」
女性が我慢せずに声をあげる。この勇気が次世代の被害者を守る一歩につながると上野さんは教えてくれた。
Profile 鎌田 實さん
かまた・みのる●医師・作家
1948年東京都生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業後、諏訪中央病院へ赴任。30代で院長となり、潰れかけた病院を再生させた。「地域包括ケア」の先駆けを作り、長野県を長寿で医療費の安い地域へと導いた。現在、諏訪中央病院名誉院長、地域包括ケア研究所所長。チェルノブイリ原発事故後の1991年より、ベラルーシの放射能汚染地帯へ100回を超える医師団を派遣し、約14億円の医薬品を支援(JCF)。2004年からはイラクの4つの小児病院へ4億円を超える医療支援を実施、難民キャンプでの診察を続けている(JIM-NET)。東北はもとより全国各地の被災地に足を運び、多方面で精力的に活動中。べストセラー『がんばらない』他、著書多数。
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