【久本雅美さん・67歳】いいお芝居をしたいから「老化防止」に 全力で取り組んでます
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依田邦代
5月9日から始まる、新派と松竹新喜劇の合同喜劇公演『お種と仙太郎』『明日の幸福』。久本雅美さんは、その両方の名作舞台に出演します。「生涯現役」を目指す、そのバイタリティーの源を伺いました。
Profile
久本雅美さん 女優、タレント
ひさもと・まさみ●1958年生まれ、大阪府大阪市出身。
劇団東京ヴォードヴィルショーを経て84年にWAHAHA本舗を設立。
WAHAHA本舗以外にも松竹新喜劇への定期的な出演や映画・ドラマ出演などで女優として活躍。
また、バラエティ番組を中心にタレント、MCとしても人気がある。
舞台に立ち続けるために努力はせんとあかんのです
久本雅美さんが笑顔でスタジオに現れると、周りの空気がパーッと華やいだ。ピンクのトップスとヘアが春爛漫な今の季節にぴったり。
その明るいキャラクターで、バラエティ番組などテレビで見かけない日はない人気者だが、一方で女優として舞台にかける情熱は今も変わらない。5月には新派と松竹新喜劇の合同喜劇公演への出演が決まっている。
「『お種と仙太郎』は一度、京都・南座でやらせていただいたことがあるお芝居で、『明日の幸福』は初挑戦。ありがたいことに今回、両方の演目に出させていただきます」
『お種と仙太郎』では嫁をいびりまくるお岩という姑、『明日の幸福』では、ちょっとひょうきんな女中さんを演じる。どちらも役どころを聞いただけで、「久本さんがやったら面白くなりそう」と期待がふくらむ。
それにしても10日間ふたつの舞台に出演するのは相当ハードだ。しかも、半分は昼と夜の二公演。この7月には68歳になる。
「舞台の前には、どう演じるか、ああでもないこうでもないと悩みに悩んで、『もっとラクな生き方をすればよかった』と思うことも。でも、考えないようにしようと思っても、気づくとお芝居のことを考えていて。心底、舞台が好きなんだと思います」
22歳で演劇に心を奪われて以来、休むことなく舞台に立ってきた。
「生涯現役でいたいと願っています。今回、ご一緒する水谷八重子さんや波乃久里子さんの存在は憧れですし、希望でもあります」
舞台に立ち続けるためには体が資本。もちろん、そのための努力は惜しまない。
「立ったりすわったりという所作が美しくできて、機敏に動けることは必須です。体力と頭の回転の維持、もっと言えば若返るために、努力はせんとあかんなと思っています」
