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【久本雅美さん・67歳】いいお芝居をしたいから「老化防止」に 全力で取り組んでます

体を冷やさない、下半身を鍛える、ボイトレをする

フレイル予防の3本の柱は「食」「運動」「人とのつながり」だといわれる。

久本さんの場合、フレイル予防をしているというより、いつまでも舞台に立ち続けるための努力が、そっくりそのままフレイル予防になっている。

「『食』に関して厳格なルールはないですが、ひとつ気をつけているのは体を冷やさないこと。冷たいものはなるべく飲まないようにして、お白湯を持ち歩いています。お酒は熱燗であろうがお湯割りであろうが体が冷えるらしいので、それを言ったら毎日、冷やしてますけど(笑)。でも、お医者さんが、『夜、お白湯を飲んで寝れば胃腸が温まって体の冷えはまぬがれるよ』とおっしゃったので、お酒の最後に常温かお白湯のチェイサーを飲むようにしています。たまに、置いとくだけで安心してしまうこともありますけど(笑)」

もうひとつ、体を温めるためにシャワーではなく、夏でも湯舟につかっている。

「朝晩、お風呂に入っています。せっかちなので、ゆったり半身浴とかは無理。防水のポータブルテレビを持ち込んで、朝は朝ドラの15分間、肩までつかるようにしています」

「運動」は何を?

「仕事がない限り、週1~2回はジムに通っています。ムキムキになりたいわけではなく、主な目的は下半身強化。前半はボクササイズで体を温め、後半はトレーニングをします。スクワットや跳び箱の昇り降り、レールのような平行線を脚を開閉させて、足じゃんけんのようにグーパーグーパーと跳んだり、全速力で走ったり。元オリンピック選手の先生が毎回違う運動を提案してくださるので、きっついですけど1時間があっという間。マシンを使うトレーニングより、自分にはこうした運動が向いているようで、楽しいです」

トレーニングに行く前には、ゆで卵を1個食べる。

「筋肉を作るためのタンパク源です」

ウォーキングも心がけている。

「早く仕事が終わったときなどに、ドライバーさんに車を止めてもらって『今から20分歩くから先に行ってて』と。何も持たずに大股で歩いています」

声を出すためのトレーニングも欠かさない。

「カラオケで、昔は出ていた高音が出なくなったときはショックでした。これじゃいけないとボイストレーニングを始めたんです。なるべくラクに声が出て、音域も維持できるように。舞台で声が通るようにしたい、というのもあります。声帯も筋肉なので鍛えれば変わるんです」

【Information】新派・松竹新喜劇合同喜劇公演/5月9日(土)~19日(火) 新橋演舞場

『お種と仙太郎』

神社の境内で茶店を営むお岩は、息子・仙太郎を嫁のお種に奪われたと嫉妬の炎を燃やす。エスカレートする嫁イビリを見かねたおせい(お岩の娘・お久の姑)がお岩を懲らしめるべく一計を案じる。果たしてお岩は改心するのか? 笑いあり涙ありの痛快人情ドタバタ喜劇。
作:茂林寺文福 
脚色:平戸敬二
演出:齋藤雅文
出演:波乃久里子、渋谷天外、久本雅美 他

『明日の幸福』

昭和30年頃、家庭裁判所所長の松崎寿敏が、政界の大物である父・寿一郎の入閣のお礼に送る予定だった「馬のハニワ」を嫁が破損してしまう。さらに息子の新妻が落としてしまい、壊れたハニワの隠蔽工作が始まる。ついに発覚したとき、名乗り出た真犯人とは? 爆笑と感動の傑作ホームドラマ。
作:中野 實
演出:石井ふく子
出演:水谷八重子、三田村邦彦、久本雅美、高島礼子 他

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撮影/中村彰男 
スタイリング/前田みのる 
ヘア&メイク/梅原麻衣子
取材・文/依田邦代

※この記事は「ゆうゆう」2026年5月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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