「武道館やろう!」直太朗さんのひと言から始まった60周年。森山良子さんの感謝と次の挑戦
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ゆうゆう編集部
「面白そう」が学びの入り口。だから今も進み続けられる
暮らしの中にも、学びのきっかけはある
歌以外で続けているのが英会話。以前は教室に通っていたこともありましたが、今はネットでレッスンを受けています。普段の生活の中でもネット配信の洋画を見ながら、聞き取れない言葉が出てきたときには「今、何て言ったんだろう?」と思って、もう一度戻して聞いてみる。そして調べて、ノートにメモしています。もちろん、書いたからといって全部覚えられるわけではありません(笑)。でも、また同じ言葉に出合ったときに、「あ、これ前に調べた言葉だ」と思える瞬間がある。その積み重ねが楽しいんです。
ほかにも編み物や刺繍、洋服のリメイクも好きです。どれも「これを学ぼう」と最初から決めて始めたわけではありません。いつもきっかけは、ほんの小さなことなんです。
刺繍を始めたのは、お気に入りの洋服に小さなシミを見つけたことがきっかけでした。捨てるのももったいないし、どうしようかなと思っていたときに、家には祖母が残してくれた刺繍糸がしまってあったことを思い出したんです。それで、そのシミの上に小さなお花を刺してみました。最初は、それだけでした。でも、「ここにもあったらかわいいかな」と思って、また刺して。気がついたら、どんどん広がっていました。最初は家にあった糸を使っただけなのに、結局、刺繍糸を買い足すことになりました(笑)。
リメイクもそう。お気に入りの服の丈を詰めたり、ステッチを加えたりするうちに夢中になり、今では自ら手を加えたアイテムをステージ衣装として着ることもあります。
何かを始めるときって、最初から大きな目標があるわけではないんです。「ちょっと面白そう」「やってみたい」その気持ちが入り口になる。そこから少しずつ世界が広がっていくんですよね。
積み重ねた学びを胸に次の舞台・日本武道館へ
何歳になっても、興味をもった瞬間が始まりです。完璧にできなくてもいい。最初から上手じゃなくてもいい。まずやってみる。そこから少しずつ変わっていけばいいんです。
それと同時に学んだことを発表する場を作ることも大切だと思っています。インプットしたものは、アウトプットする場所があってこそ、本当の意味で自分のものになっていく気がするんです。歌だったら、先生から教えていただいたことを、繰り返し練習してステージで試してみる。実際に人の前で歌ってみなければわからないことがあるし、それを繰り返す中で、自分らしい表現は見つかるのだと思います。
だからこそ、2027年1月7日の日本武道館は、私にとって特別な場所になると思っています。武道館は、60年分の学びを皆さんに届ける場所。私にとって、最高のアウトプットの場になると思います。でも、そこで終わりではありません。60年歌ってきても、まだ知らないことがあります。まだ歌ってみたい歌があります。まだ出会いたい人がいます。
人生は、学び続けるから面白い。これからも、好奇心を大切にしながら楽しんで歌い続けていきたいと思っています。
【Information】「森山良子 武道館を歌う Ryoko Moriyama 60th Anniversary」
60周年の節目に、森山直太朗の発起で実現する日本武道館公演。親子が紡ぐ世代の架け橋と、深い感謝を伝える森山良子史上、初の日本武道館コンサートとなる。日本全国にいる長年のファンにとっても特別な一夜。世代を超えた音楽の継承を感じさせるステージになるに違いない。
2027年1月7日 (木) 17:00開演 全席指定 1万1000円(税込)チケットの一般発売は後日発表。
問い合わせ キョードー東京 ☎0570-550-799オペレーター受付時間(平日11:00~18:00/土日祝10:00~18:00)オフィシャルホームページ https://www.ryoko-moriyama.jp/
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撮影/山田崇博 ヘア&メイク/小野明美 取材・文/佐藤玲美
※この記事は「ゆうゆう」2026年秋号(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。
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