【中尾ミエさん・80歳】自分にとって最後のミュージカルができれば、満足のいく芸能人生になるんじゃないかな
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ゆうゆう編集部
80代を迎えてもなお精力的に活動を続けているミエさん。11月に公開される映画、現在出演中のミュージカル秘話から、この先の“終活”まで近況報告と今の思いをたっぷりと!
中尾ミエさん
なかお・みえ●1946年、福岡県生まれ。
62年「可愛いベイビー」でデビュー。
歌手だけでなく俳優としても映画や舞台などに多数出演し、バラエティ番組でも幅広く活躍。
著書に『60代から女は好き勝手くらいがちょうどいい』(和田秀樹さんとの共著/宝島社)など。
学びたいという気持ちに年齢も国籍も関係ない
ありがたいことに、この年になってもさまざまなお仕事のチャンスに恵まれ、脳も体もフル稼働。慌ただしい毎日を送っています。
その一つが、11月6日に公開となる映画『星の教室』。私は夜間中学の生徒役で出演しています。
夜間中学に通うのは年齢も国籍もバラバラな人たち。私の役どころは、12歳のときに働くために韓国から日本に連れてこられた女性です。関西を舞台とした物語だから、もちろん関西弁。それだけでもひと苦労なのに、私は韓国語なまりの関西弁を話さなきゃいけない。これが本当に大変でした。
演じるにあたって、夜間中学の見学にも行きました。生徒は幅広い年代の人たちだから、イジメなんて一切ない。むしろ本気で学びたい人が集まってくるから、先生たちも教えがいがあるし、楽しいとおっしゃっていました。
学びって、それが本質じゃないかと思うんです。自分が学びたいと思ったときに、学びたいものに出合う。私も中学しか出ていないから、こういう学校で改めて学んでみたいなと思いました。
それに、いろんな年代の人と交われる場所って、なかなかないじゃない? でも夜間中学のような学校は、それができる環境。教科の勉強だけでなく、人生についての話もできるから、大きな学びが得られるはずです。
夜間中学はあまり知られていないかもしれませんが、この映画を通して多くの方に知っていただけたらうれしく思います。
『星の教室』
ベストセラー作家・髙田郁の同名小説を原作に、日本映画界の伝説・角川春樹がラストとなる総監督作品として手がける希望と感動の物語。さまざまな事情で義務教育を終えられなかった大人たちの集う“夜間中学”を舞台に、人生につまずきながらも再び希望を見出していく人々の姿を描く。
