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中型&大型観葉植物の管理ポイント|置き場所、水やり、肥料、植えかえ、鉢の大きさは?【保存版】

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園芸ガイド編集部

肥料

液肥(液体肥料)には、そのまま使えるタイプと、水で希釈して使うタイプがあります。即効性にすぐれていますが、効果は持続しません。

置き肥は土の表面に置く粒状の肥料で、水やりのたびに少しずつ溶け出すため効果はゆっくりですが、持続性があります。

肥料やりのタイミングは4〜9月。根を傷めることもあるので、希釈倍率、回数を守りましょう。

最近では、床暖房などで室内が暖かく、冬でも植物が成長を続けている場合は肥料を与えてもよいです。

中型&大型観葉植物の管理ポイント|置き場所、水やり、肥料、植えかえ、鉢の大きさは?【保存版】(画像4)

液肥 植物の状態に合わせて、濃度や頻度を調整して使います。

中型&大型観葉植物の管理ポイント|置き場所、水やり、肥料、植えかえ、鉢の大きさは?【保存版】(画像5)

置き肥 土の上に根に触れないように置いておくだけ。継続期間も1〜2カ月と長い。

植物と鉢の大きさ

ひとりで動かせる鉢は、だいたい10号サイズまで。鉢が大きくなればなるほど、土も多く入るため、重みが増します。見た目はテラコッタでじつはプラスチック製の鉢など、豪華に見えて軽い鉢も多く売られています。

一般的な目安を紹介します。

6号鉢 直径:約18㎝ 必要な土の量:2.3ℓ
7号鉢 直径:約21㎝ 必要な土の量:3.6ℓ
8号鉢 直径:約24㎝ 必要な土の量:5.4ℓ
9号鉢 直径:約27㎝ 必要な土の量:7.7ℓ
10号鉢 直径:約30㎝ 必要な土の量:10.6ℓ

植えかえ

中型&大型観葉植物の植えかえには、ふたつの目的があります。ひとつは「成長に合わせて、鉢を大きくする」こと。もうひとつは「鉢の大きさは変えずに、今の大きさをキープする」ことです。

元気がないように見えたり、鉢底穴から根が飛び出してきたりしたときも、植えかえのタイミング。植えかえは、生育旺盛な春〜秋、気温が15度以上の時期がおすすめ。植物が休眠する冬は避けましょう。

購入したときの植物の大きさをキープするためにも植えかえが必要です。住まいによっては、これ以上大きくなると置けなくなることもあるでしょう。そのため、枝と根を切る作業を行います。新しい枝や根が出て、植物は元気なままの購入時の姿が維持できます。

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根が回りすぎた状態。植えかえをして、水と養分を楽に吸い上げられるようにしましょう。

植物は背丈が高くなるだけでなく、鉢の中では根をいっぱいに広げ、きゅうくつになってしまうことがあります。すると水分や肥料分も吸収できません。これを「根詰まり

根詰まりとは、植物が鉢の中で長く育ちすぎて、根がびっしりと詰まりすぎてしまう状態です。根が行き場をなくして窒息し、水や栄養を吸えなくなります。定期的な植え替えで鉢を一回り大きくするのが対策です。

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」といいます。2〜3年に一度は、ひと回り大きな鉢への植えかえが必要です。

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マルチングは、土の表面をワラやバーク(樹皮)チップ、プラスチックフィルムなどで覆うことです。乾燥防止、雑草抑制、土の流出防止、地温調節などの効果があります。

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根腐れとは、土の水はけが悪いことによって、植物の根が腐ってしまう状態をいいます。肥料の与えすぎでも根腐れが起こることがあります。根腐れをほうっておくと、葉がしおれたり枯れたりします。

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培養土とは、植物を育てるために使う土のことです。数種類の土がブレンドされた市販の培養土は、通気性、保水性、排水性、養分のバランスがよく、初心者でも失敗なく植物を育てられます。植物の種類(花、野菜、多肉植物など)ごとに専用の培養土も市販されています。

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葉水とは、霧吹きなどで植物の葉に直接水をかけることをいいます。乾燥を防ぎ、ハダニなどの害虫対策にもなります。特に室内で育てている観葉植物は空気が乾燥しやすいため、葉水で適度な湿度を保つことが大切です。シリンジとも呼ばれます。

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剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

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