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中道あんの年金プラス10万円を稼ぐ仕組みを構築

中道あんさんが50歳からしていた「年金に+10万円稼ぐ」老後資金のためのお金の仕組みとは?

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中道あん

人生100年時代というなら、50歳はまだ半ばですね。忙しい毎日を過ごしている50代のみなさんは、5年後、10年後が見えていますか? わかっていることは、のんびり隠居なんて夢物語ということ。それなら不安を抱えたままにしないで、何かできることをしたい! 50代のトップブロガー中道あんさんに教えてもらいました。

私は今年59歳になりシニア生活がいよいよ直前に迫っています。26歳で結婚した時には、自分が60歳になった時には働かず悠々自適の生活を想像していました。あれからわずか30年で時代は大きく変わってしまい、60歳でリタイヤは少数派になってしまいました。

ねんきん定期便で現状把握と目標を設定しよう

あなたは、誕生日月に届けられるねんきん定期便をしっかり見ていますか。私の場合は、会社員として働いていた分の特別支給の老齢厚生年金は63歳から支給。一般的な老齢基礎年金が65歳からです。あくまでも現時点での目安として、両方合わせた毎年の年金額は109万7千円です。これだけでは60歳でのリタイヤは難しいでしょう。

自分がいつから、いくらもらえるのか予測できる定期便のサービスは、単純に金額の確認だけでなく、「だったらどうすればいいのだろう」と考えるきっかけになると思います。ポイントは不足金の算出です。今は事業もしているので支出も多いですが、リタイヤ後はお金を使う機会は今ほどではないでしょう。自分ひとりならば月々20万円ほどあれば暮らしてはいけます。

自分が生活費にいくら必要かを知ることは大事です。私の場合は毎月の年金額にプラス10万円を稼ぐことを目標にしています。

50歳で老後資金を貯め始める

会社員時代は60歳で定年、65歳まで委託社員として働くつもりでいました。決して高給をいただいていたわけではないので、貯金をしたくてもそこまで余裕があったわけではありません。49歳のとき月々3万3千円をかけて10年満期の個人年金保険に加入しました。その時は、東京に下宿している大学生の息子と私立高校生の娘の教育費が家計を圧迫していたので、その程度しかできませんでした。

貯蓄というのは無理をすれば挫折しますし、少額ではメリットに期待はできません。私にとっては丁度いい塩梅でした。それでもまだ足りないので教育費に目途がついたら一気に貯めていこうと思っていました。あれよあれよという間に10年の月日が経ち、満期になった年金保険をみて早めに積み立てをしていてよかったと思います。

シンプルでスッキリとした暮らしでお金の流れをよくする

家にたくさんの「もの」があるというのは、その分のお金を使っているということになります。「もの」を買うことで豊かさや便利さを感じたり、ストレスを解消したいのであれば「お金」はいくらあっても足りないのではないでしょうか。子どもの教育費がなくなると家計にゆとりができるのでついつい贅沢や無駄使いをしてしまいがちですが、一旦、生活のレベルを上げてしまうと、下げるのに苦労します。

なので家の中にものを溜め込まないように、少ないもので暮らしています。すると家の中がスッキリとしていてそれだけで心が落ちついて足りないものなどないと思えるようになります。無駄なものを買わないようになれば自然とお金の流れがシンプルになります。すると、自分が何にお金を使っているのか傾向をつかみやすくなり、お金をかけるところ、かけなくていいところも分かります。もし、外食費が多いのであれば、どうでもいい付き合いの回数を減らしてみる。などしてお金の使い方を見直してみると自然にお金は残っていきます。

家の中がスッキリすると心が落ち着きます。

残すことより増やす可能性を探ってみる

55歳で会社を退職して起業しました。このご時世ですので定年までに大幅に昇給するなんて現実的ではありません。自分にとって収入の上限が見えていますので、あとはその中でお金をどう割り振りして使うかです。そうなれば、できるだけ長く会社で働いて節約してお金を残すしか手はありません。もっとも20代のうちから投資信託などでコツコツ積立投資をしていたら、今ごろはお金の心配などしなくてよかったでしょう。でも現実はそうではありません。

ちょうど、ブログから出版し、そのおかげでコラムの執筆依頼があり、副業で稼げぐことができていました。わずかな金額でしたが、自分の可能性を信じてみようと思い、収入の上限がない起業の道へ。5年間毎日投稿し続けたブログは、いつの間にか自分の強みとなってマネタイズできるようになり、ライフスタイルそのものが変化しました。

私のところにはスモールビジネスの相談に来られる方が年々増えていますが、「自分には何も売れるものはない」と皆さんおっしゃいます。でも、実際には何もない人など一人もいませんでした。私のように会社員をやめて起業するにはリスクを背負う必要がありますが副業ならば小さくてすみます。50代にうちに自分にできることを始めてみてお金のパイプを増やす道を模索するのもいいと思います。

自分も働くがお金にも働いてもらう

結婚後すぐに自分のお金で株式投資を始めるもバブル崩壊で失敗。その後も上手くいきませんでした。その大きな理由は「使う予定のあるお金」で投資していたからです。そうすると株価下落などに耐えられず売ってしまう。長期で持ち続けていればそれなりに利益がでていました。

子育ても終了し自分だけを養えばよくなった時点で株式投資を再開しました。もし働けなくなった場合のために1年間分の生活費を残した分はすべて投資に回しています。
・積立NISA
・米国ETF
・個別株
などを長期的な投資で運用しています。相場を読む力などは素人にはできないので余剰資金を分散して投資することでリスクを抑えて老後の準備をしたいと思っています。利益が出ても使わずに再投資して福利で資産を増やしています。貯めたお金で築40年の中古物件を購入し家賃収入を得ています。

49歳から始めた老後への資産作りは、収入のパイプを増やせたことで年金にプラスして10万円を稼ぐ仕組みを構築できました。専門的なことや資金が必要なことだとハードルが上がってしまい誰にでもできないかもしれません。

だから、不用品をメルカリで売ってみてお金を稼いだり、ポイントが貯まる仕組みを上手に活用しポイ活で稼いだりして、暮らしの中でお金を生みだす方法をライフスタイルに取り入れることから始めてみるといいですね。

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