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60才にして人生初のひとり暮らし。Mimiさんの「見栄より快適さを重視した部屋づくり」

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ゆうゆうtime編集部

小さくて自由な暮らしを楽しんでいる女性に、今、注目が集まっています。『60代からの小さくて自由な暮らし』(主婦の友社)から、60才にして人生初のひとり暮らしを始めたMimi さんの元気の秘訣を2回にわたって掲載。前回は、おしゃれについて語っていただきました。後編は、「住まい」と「暮らしの工夫と日々の心がけ」についてです。

前編はこちら

60才にして人生初のひとり暮らし。「なんでもない日常に喜びを見出せるようになった今の自分が誇らしい」Mimiさんを紹介

profile
M i m i さん
高知県在住。63 才。郊外のマンションに猫と暮らす。61 才のときにユーチューブチャンネル「Mimi’s life」を開設。「60 代ひとり暮らし」をベースとした衣食住のアイデアを発信中。著書に『60 代ひとり暮らし 明るく楽しく生きる術。』(主婦と生活社)がある。

住まい

本格的な老いに備えて、見栄えより快適さを重視した部屋づくりを心がけています。

お気に入りの服をインテリアの彩りに

寝室に「イケア」のハンガーラックを置いて、そのシーズンのお気に入りやよく着る服を吊るしています。こうしておくと、ひとり暮らしでも「着替えよう」という気持ちになるし、季節ごとの洋服の色や素材がインテリアのポイントにもなり、気持ちが華やぎます。サイドに置いているかごは、パジャマ入れ。日中、パジャマは隠して、気持ちをシャンと。

万が一に備えてベッド脇のチェストに救急セットを常備

ひとり暮らしで怖いのが体調の急変。しんどいときにあちこち探しまわるのはつらいので、ベッド脇に救急セットを備えています。上段は常備薬や目薬、体温計、血圧計、懐中電灯など。下段には母の介護の経験上、おむつを。災害時の備えにもなります。

家具はひとりで動かせるサイズ・大きさのものに

東日本大震災をきっかけに、万が一に備えて家具をサイズダウン。3 人がけのソファは「ニトリ」のひとりがけのチェア+フットレストに買い替えました。軽いので掃除が楽で、部屋も広々。

体力気力のあるうちにものを減らす

ものの整理には体力も気力も必要です。特に親が亡くなってしまったあと、思い出になったものを処分するのは心苦しいもの。家に親のものがある場合、親が元気なうちにケンカしながらでも片づけましょう。そのほうが後々楽です。うちは母親が器好きで、天井に届くほどの大きな食器棚にぎっしり詰まっていましたが、必要なものだけ残したら、キッチン脇におさまるように。使わないものがない状態が理想です。

つまずき防止のためカーペットは敷かない

だんだん足腰が弱っていく母親を見ていて、少しの段差がつまずきの原因になることを知りました。そのため床には極力何も置かないように。カーペットやラグも敷かないようにしています。

ハンカチを額装してインテリアのアクセントに

部屋に利便性ばかり求めてしまうと、寂しい部屋になってしまうので壁や棚の上にアートやオブジェを飾っています。中でも大好きなのは動物モチーフ。ハンカチを額装すれば、紙とはまた違った雰囲気のあるコーナーが作れます。このハンカチは「Atsuko Matano」のもの。

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