【家族疲れ】あれこれと口うるさく、家事を指示する夫が疎ましい|心療内科医・海原純子さんがアドバイス
【相談】毎日あれこれと口うるさく、家事を指示してくる夫が疎ましい
80歳の夫は何かと口うるさいタイプ。定年退職して以来かれこれ20年も、冷蔵庫をのぞいては賞味期限をチェックして文句を言い、布団の干し方まで気に入らないらしく、やり方を指示します。
私も自分で考えながら家事をしているのに、それを理解してくれず、かといって手伝ってくれるわけでもありません。毎日そばにいてあれこれと命令されるのがストレスです。(春ちゃん・70歳)
【海原さんのアドバイス】命令されたら明るく答えて 夫に自分でやってもらう。家事も楽になって一石二鳥!
会社人間として長年働いてきた習慣から抜けきれず、リタイア後も家族に威張り散らしてしまう男性は多いもの。その一方で、家事を手伝うと男のプライドが傷つくので、自分は手伝わずに口だけ出してくる。妻はかないませんね。
ただ、ここで反論すると毎日ケンカになり、ますますストレスがたまることに。そこで、「気づいてもらえてラッキー!」と考え方を変えてみては。たとえば賞味期限をチェックされたら、その場でゴミ袋を渡して「気づいてくれてありがとう。じゃあ分別して捨てておいてくれる?」と明るく言ってみる。布団干しのやり方を指示されたら、「わからないから見本を見せて!」と実際にやってもらう。
ポイントは明るく返し、「ありがとう!」を添えること。夫自身に行動してもらえば、家事の大変さがわかり、ついでに運動不足の解消にもなるはずです。
さらに「そのやり方もいいけど、私はこうしているの。どう?」と、相手の意見を受け入れたうえで自分のやり方を示せば、お互いの理解が進むかもしれません。
※この記事は「ゆうゆう」2023年12月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
取材・文/後藤由里子
ゆうゆう2023年12月号
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