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もう不安やストレスを怖がらなくていい! 心をやわらかくする方法「ACT」は米国生まれのメンタルエクササイズ

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雑誌「健康」編集部

ACTから「自分らしく生きる」ヒントを学ぶ

まずは、私たちをいつの間にか苦しめている「思い込み」について、具体的なあるある事例をいくつか紹介します。

思い込み1 人は幸せであるべきだ。幸せでないのは自分の責任

人生は幸せなもので、幸せを求めて生きるべきだ、と私たちは漠然とそう思っています。「幸せ」は「仕合わせ」とも書くように、本来はたまたま訪れためぐり合わせのこと。いい気分も、悪いことも、その両方が存在する毎日を「幸せ」と呼んでいいはずですが、あなたのマインドさんはそれを幸せとは認めてくれません。

自分のダメな部分を探し、強調し、このままではダメになると脅してきます。手元にある幸せでは、けっして満足させてはくれないのです。

【まとめ】
幸せになることも、幸せでいることも、実はとても難しい。いいことも悪いこともめぐってくることを、本当の「仕合わせ」と呼ぶのかもしれません。

思い込み2 人は、自分の心の声に従って生きるべきだ。心の声こそ、私自身

私たちは「本当の自分」という言葉が大好きです。自分は何を求めているのか、どうすれば自分らしく生きられるのか、心に問いかけ、その答えに耳を澄ませます。

また、私たちの思考はとても高度なので、言葉はもちろん、心の中に浮かぶイメージや音などを利用して、さまざまなものをリアルに浮かび上がらせることができます。この思考こそが「マインド」ですが、このマインドにとらわれ過ぎたり、事実とはき違えてしまうことでかえってマイナスな行動につながることが。

【まとめ】
心の声に耳を傾けるのは悪くない。でもあまり真面目に聞かなくてもいいんだよ。だってそれは単なる言葉なんだから!

思い込み3 ネガティブ思考はやめて、ポジティブに考えなくちゃ

「どうせ私なんて、何をやってもダメ」と考えるネガティブ思考の人は、今まで何度も「ポジティブに考えなくちゃ」「ネガティブはよくない」と思ったのではないでしょうか。でも残念ながらネガティブ思考というものは、追い出しても戻ってくるもの。

ネガティブとポジティブはコインの裏と表のようなものであり、いいも悪いもどちらでもないのです。黒マインドさんのようなネガティブな思考が現れても、心の一部として受け止めることこそ、ACTの考え方なのです。

【まとめ】
追い出しても戻ってくるのがネガティブ思考。否定的な言葉をささやかれても私は注目しないので、悪しからず。

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