すっきり収納して持ち運ぶペンポーチ。充電ケーブルや小物もOK。メッシュ素材で中身が見える!
子どものころ、お気に入りの消しゴムやをえんぴつを、かわいい筆箱に入れて持っていたマチュア世代のみなさんも多いことでしょう。文字と文房具に並々ならぬ関心と愛情をもつ、文具ライターの小日向 京さんに、文房具や小物をすっきり収納して持ち運べる、ペンポーチを紹介いただきました。
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日々バッグに入れて持ち運ぶ、筆記具を中心とした文房具。手帳にボールペンを1本だけ挿して出かけられればスマートですが、付箋も使いたいしマーカーも要る、修正テープもあれば安心……と、増える一方。ひとまずすべてを巾着袋にでも入れると、今度は出し入れする時に中をゴソゴソ探してちょっとした時間を費やすことになります。
筆者はポーチは中身が見えるメッシュ素材を好んで選ぶところ、こと筆記具の収納となると「大容量タイプは筆記具が底の方にたまってポーチが膨らんでしまう」「浅底のスリムタイプは文具小物まで入れられない」「移動中に筆記具同士がこすれ合っているようで気になる」といった思いを抱き、なかなかすっきりしませんでした。
そんなところ見つけたのがコクヨの「ペンケース〈スリッシュ〉」で、今回はその〈スリッシュ〉を話題にします。
〈スリッシュ〉は、メッシュ素材でできた両面収納のペンケース。目安寸法は98mm×185mmで、注目すべきところがこの片方の「スリット面」です。
ティッシュケースのようなスリットの口が20mmほど重なるように縫い合わせてあり、ある程度の大きさ・長さをしたものなら密閉せずとも落ちにくい構造になっています。
ゆえに、筆記具収納にぴったり。
コクヨ公称では目安として「ペン2本+消しゴム1個」が入るとされていますが、スリットの左右にペン2本ずつ、合計4本は入るだろうか? という空間です。
このスリット面に入れると、手でやさしく包み込まれているようなホールド感が絶妙。メッシュ素材がうまいこと狭んでくれている、と感じて安心できます。
スリットからの抜き挿しも迅速に行なえて、よく使う筆記具の定位置となりました。
反対側のもう片方はファスナー面となっており、こまごまとした文具小物に最適です。こちらにはコクヨ公称の目安で「ペン8本」収納できる空間。スリット面との兼ね合いで、収納できる量も変わってきます。
メッシュ素材の中身が見える利点に、マチなしで中身をほどよく狭む機能が効果的に働いています。
この収まりようがあまりにも良いので、文具収納だけに使うのはもったいない! と思い、他のアイテム収納も試してみました。