【ベランダ菜園】簡単! ミニトマト+バジル+シソの寄せ植えの作り方
寄せ植えバリエーション
キュウリ+ニラ+ペチュニア+クフェア
【キュウリには病気に強いニラと可憐な花を合わせて】
「水分量が多いキュウリは、カビ菌による“うどんこ病”や“べと病”にかかりやすいのです。抗菌力のあるニラと寄せ植えにすることで病気になりにくくなります」シーズンが終わったら多年草のクフェアとニラはそのまま残します。キュウリは茎の部分を少し残してカット。1カ月後、根が分解されて楽に抜けます。土中環境をキープしたまま次の寄せ植えに。
配置例
育て方のコツ
水やり:土の表面が乾いたら午前中、葉がぐったりしたら夕方にも
置き場所:日当たりと風通しのいい場所
肥料:実の曲がりが強いのは肥料不足のサイン。少しずつ追肥を
ピーマン+タイム
【すくすく育つピーマンとタイムは、初心者にぴったり!】
ナス科の中でも特に育てやすいのがピーマン。「一番花を起点として2本から3本に枝分かれするので、花より下のわき芽はすべて摘み取って2〜3本仕立てにします。寄せ植えにはほふく性のクリーピングタイムがおすすめ。ピーマンは収穫後に茎だけ残すと1カ月後には軽く抜け、越冬させるタイムの根を傷めません。タイムは翌年違う野菜と寄せ植えに」
配置例
育て方のコツ
水やり:表面の土が乾いたら午前中にたっぷりと
置き場所:日当たりと風通しのいい場所
肥料:植えつけ2カ月後くらいから少しずつ追肥を
小ナス+タイム
【乾燥を防ぐタイムで小ナスの土表面をカバー】
「ナスは肥料と水がたっぷり必要な野菜です。保水力に限りがあるコンテナの場合、小ナスがおすすめ。一番花のすぐ下に出たわき芽を2本残し、それ以外のわき芽は摘み取って枝3本に養分を集中させます」。多年性のタイムは大きく育つが、枝が密集しすぎると風通しが悪くなるので、梅雨の前に密集部分の枝を剪定して。
配置例
育て方のコツ
水やり:表面の土が乾いたら午前中、葉がぐったりしたら夕方にも
置き場所:日当たりのいい場所
肥料:実がついたら必要に応じて追肥を
インゲン+カリブラコア
【次々収穫できるインゲンは花が生長をアシスト】
「つるなしインゲンはタネから育ててみましょう。土に深さ1㎝くらいの穴をあけ、3粒ずつ点まきを。土をかけ発芽したら元気な2本を残し1本は間引きます。草丈40㎝ほどに生長したら、U型支柱などで株元を支えて。カリブラコアが虫から守り生長を助けます」。インゲンが終わったら、カリブラコアと秋冬に育つ野菜を寄せ植えにしても。
配置例
育て方のコツ
水やり:表面の土が乾いたら午前中にたっぷりと
置き場所:日当たりと風通しのいい場所
肥料:植えつけ2カ月後くらいから少しずつ追肥を
PROFILE
たなかやすこさん●イラストレーター、ガーデニングクリエイター
時計メーカー勤務を経て、イラストレーターに。同時に野菜作りを始める。コンテナをメインとした家庭菜園歴30年の実績を生かし、ガーデニングクリエイターとして市民講座やワークショップを開催。雑誌やテレビなどでもベランダ菜園の方法を伝授。著書に『ベランダ寄せ植え菜園』(誠文堂新光社)など。
※この記事は「ゆうゆう」2023年5月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
※2023年5月3日に配信した記事を再編集しています。
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