「え?!あそこのフタを外す!?」プロがやっている意外な【水まわり掃除の裏技】
いつも家はきれいに保ちたい。料理もちゃんと作りたい。頭ではそう思っていても、年を重ねるにつれ、体はいうことをきかなくなってくるもの。そんな悩みをもつ人に、「手間を省いてみては」と提案するのは、知的家事プロデューサーの本間朝子さん。ここでは、浴室、洗面所、キッチン掃除で手間を省くコツを教えていただきました。
↓↓こちらもどうぞ。 【リビング掃除の裏技】より手間を省けるフロアワイパーの使い方とは?
PROFILE
本間朝子さん・知的家事プロデューサー
ほんま・あさこ●オンラインコミュニティ「家事トモ☆サロン」主宰。
仕事と家事の両立に苦労した経験から、時間と無駄な労力を省く家事メソッド「知的家事」を考案。家事を担う人たちを笑顔にするヒントを、雑誌やテレビなどを通じて紹介している。
『60歳からの疲れない家事』(青春出版社)など著書多数。
浴室&洗面所掃除の裏技を紹介!
家事の中で負担に感じている部分には、便利グッズの導入も効果的。効率がアップし、ストレスの軽減にもつながります。
「排水口のふたを外して」汚れを見える化
浴室の排水口にたまった髪の毛は、悪臭や詰まりの原因になりかねない。
「ふたがしてあると汚れがわかりにくいので、いっそふたは外してしまいましょう。入浴中、排水口に自分の髪の毛がたまっていれば、家族それぞれが掃除しようと思うはず。掃除に使うティッシュペーパーなどを浴室から手が届く場所に置いておくと、掃除がおっくうになりません」
汚れやすい部分は「マスキングテープ」でカバー
手あか汚れがつきやすいスイッチプレートは、汚れる前にマスキングテープでカバーしよう。
「浴室ドアのパッキンまわりについたホコリは、カビの大好物。すき間や溝をマスキングテープでカバーして、ホコリからガード。カビを予防しましょう」
トイレの便器と床のすき間も汚れやすい場所。マスキングテープを貼っておくと、掃除がグンとラクになる。
面倒な「浴室の壁や天井」もこれできれいに
浴室の壁や天井は、フロアワイパーを活用すると掃除がラク。
「洗浄剤を含んだシートを装着して掃除をしたあとは、浴室に置くだけ、掛けるだけでOKの防カビ剤を設置して、カビを予防しましょう。カビ予防グッズは驚くほど進化。手軽に使えるものが増えているので、上手に活用を」
おすすめグッズ
「重曹入浴」で人も湯船もピカピカに
「入浴剤によく使われている重曹(炭酸水素ナトリウム)には、浴槽の汚れをゆるめる働きが。週1~2回、湯180ℓに対して重曹を30gほど入れて入浴。肌はツルツル、浴槽の汚れも落ちやすくなります」
重曹には肌に負担をかけずに皮脂汚れをオフする働きがあるが、肌が乾燥しやすくなる場合も。乾燥肌の人は入浴後の保湿を忘れずに行って。
「こすらずきれいになる」優秀掃除グッズを活用
最新の掃除グッズを味方につけることは、家事をラクにするための基本。
「洗剤の進化はめざましく、今やこすらずに汚れを落とせる製品が数多く発売されています。浴槽やトイレに洗剤をスプレーするだけ。ゴシゴシこする必要はありません。ブラシやスポンジがいらなくなるため、洗って乾かす手間も省けますよ」