記事ランキング マンガ 連載・特集

【夏の観葉植物】丈夫で育てやすい丸葉のインドアグリーン8選 水やりポイントも

公開日

更新日

光武俊子

ハート形の葉にシルバーの葉脈【アンスリウム・クラリネルビウム】

アンスリウムといえば真っ赤な花()を思い浮かべますが、これはハート形の葉に入る葉脈の美しさが特徴。メキシコの熱帯ジャングルで、岩のすき間などに根を張って育ちます。家庭ではレースのカーテン越しくらいの明るさで、冬は10℃以上に保ってください。

軽やかで涼しげな葉がこんもり【シンゴニウム】

観葉植物のなかでは葉の厚みがなく、軽やかで涼しげな雰囲気が愛されます。葉模様も緑に白斑の入り方がバリエーション豊かです。中南米の原産地では10m以上に育つつる性植物なので、つるが伸びすぎたら適当なところでカット。幼苗の葉は矢じり形で、成株は鳥足状になります。

葉色の美しさと丈夫さで人気【ポトス】

もっとも丈夫な観葉植物として知られ、斑の入り方も多彩な品種があります。暗さにもよく耐えますが、暗すぎると斑が消えることも。冬は日当たりに置くことで、5℃以上で冬越し可能です。吊り鉢に仕立てて、よく伸びるつるを窓辺に渡したりして楽しめます。

葉模様のバリエーションが豊富【カラテア】

銅葉系の品種もあり、葉の斑模様がバリエーション豊富で、緑葉の中でアクセントになります。また、初夏に咲く花の観賞価値が高い品種もあります。置き場所は明るい日陰が最適で、強い光線に当たると葉が丸まるので気をつけて。寒さには弱くて最低12℃以上が必要です。

鉢皿に水を溜めないように気をつけて!

観葉植物の水やりも一般の草花と同じように、鉢土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るまで水をたっぷり与えます。今回紹介している植物は、高温多湿のジャングル原産のものが多いので、霧吹きで葉水を与えるのも◎。

【夏の観葉植物】丈夫で育てやすい丸葉のインドアグリーン8選 水やりポイントも(画像11)

水やり

【夏の観葉植物】丈夫で育てやすい丸葉のインドアグリーン8選 水やりポイントも(画像12)

霧吹きで葉水

ただし、鉢土がいつも湿っている状態では根腐れしやすいので気をつけます。水やりで鉢受け皿に流れ出た水は捨てて、溜めないようにしましょう。吊り鉢のなかには鉢の下部に受け皿がついているものもあるので、いったん外して水を捨てます。

葉先が枯れ込んだり、傷んだ葉は見た目も悪く、病気になる可能性もあるため取り除きましょう。伸びすぎたつるや茎をカットしたら、水に挿しておくと根が出て水耕栽培ができます。観葉植物ならではの楽しみ方をみつけてみませんか。

【夏の観葉植物】丈夫で育てやすい丸葉のインドアグリーン8選 水やりポイントも(画像13)

枯葉切り

【夏の観葉植物】丈夫で育てやすい丸葉のインドアグリーン8選 水やりポイントも(画像14)

水耕栽培

★あわせて読みたい★

【ガーデニング】暑さに強い多年草8選で、今年の猛暑を乗り切ろう 【ガーデニング】日陰を好む花おすすめ8選 意外なほど多彩な花が楽しめる 【ガーデニング】初夏をカラフルに彩る丈夫な多年草10選 植えっぱなしで毎年楽しめる

つる性植物とは、自らの茎や葉を他の物体に絡ませたり、巻きつけたりして生長する植物のことです。​代表的なものに、アサガオ、クレマチス、スイートピーなどがあり、フェンスやトレリスを利用して立体的な演出が可能です。

詳細を見る

観葉植物とは、花よりも葉の形や色、質感の美しさを楽しむことを目的とした植物の総称です。モンステラ、ポトス、カラテアなどが代表的で、インテリアグリーンとして人気があります。育てやすく空間に潤いを与えるため、初心者からベテランまで幅広い層に愛されていますが、室内管理には日照・温度・湿度・空気の流れなど、繊細な配慮が必要です。身近に置いて葉の表情を見て、植物と会話する感覚が味わえるのも魅力の一つです。

詳細を見る

根腐れとは、土の水はけが悪いことによって、植物の根が腐ってしまう状態をいいます。肥料の与えすぎでも根腐れが起こることがあります。根腐れをほうっておくと、葉がしおれたり枯れたりします。

詳細を見る

原産地とは、植物がもともと自生していた地域のことで、その植物が最も自然に近い形で育つ環境条件(気温、降水量、土壌など)を知る手がかりになります。例えば、地中海沿岸原産のラベンダーは乾燥した日当たりのよい場所を好み、湿気には弱いといった具合に、原産地を知ることで栽培環境の調整や越冬管理の参考になります。園芸で植物の性格を理解するには、学名や品種だけでなく、この「原産地」への理解も大切です。

詳細を見る

冬越しとは、寒さに弱い植物を冬の寒さや霜から守って生き延びさせるための管理方法です。屋外に置いている鉢植えを室内に取り込んだり、花壇の土の表面にワラや落ち葉などを敷き詰めたりします。

詳細を見る

銅葉とは、植物の葉の色が銅のような赤茶色やブロンズ色を帯びた種類のことを指します。この独特の色合いは庭や鉢植えでアクセントとして活躍し、彩り豊かなガーデニングにおいて人気です。例えば、ヒューケラやコルジリネなど、一年中その美しさを楽しめる銅葉植物が多くあります。また、銅葉と緑の葉を組み合わせた配置も視覚的に非常に魅力的です。ガーデニング初心者にも育てやすい品種が豊富なのもポイントです。

詳細を見る

葉水とは、霧吹きなどで植物の葉に直接水をかけることをいいます。乾燥を防ぎ、ハダニなどの害虫対策にもなります。特に室内で育てている観葉植物は空気が乾燥しやすいため、葉水で適度な湿度を保つことが大切です。シリンジとも呼ばれます。

詳細を見る

用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

詳細を見る

球根とは、植物の栄養を蓄えた地下の器官で、翌年の発芽や開花に必要なエネルギーを蓄える役割を持ちます。チューリップやヒヤシンス、ユリなどが代表的な球根植物で、秋に植えて春に咲く秋植え球根、春に植えて夏に咲く春植え球根などに分類されます。球根は植え方や植えつけ時期、水はけのよい土などの条件を整えることで、毎年美しい花を咲かせることができます。

詳細を見る

支柱とは、植物が倒れたり茎が曲がったりするのを防ぐために立てる棒状の補助具。特に生長とともに高さが出る植物や、実が重くなる果菜類、つる性植物などに欠かせない資材です。ガーデニングでは、支柱の材質や形状によって景観にも影響を与えるため、景観に馴染む自然素材のものや色つきのものを選ぶことで、植物の生長を支えつつ庭の美しさとの両立を図ることができます。

詳細を見る

品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

詳細を見る

苞とは、花の近くにつく葉のような部分で、本来の葉とは形や役割が異なります。ポインセチアやブーゲンビリアなどは、この苞が色づいて花のように見えます。実際の花は中心にある小さな部分で、苞は花を守る役割をしています。

詳細を見る
画面トップへ移動