【ダメな掃除をしてる人の特徴】洗剤選びともう1つ間違っていることとは?業界歴38年の掃除のプロ・きよきよさんが伝授
「令和の掃除は、疲れない、汚れないが基本です」と話すのは、掃除業界歴38年の掃除のプロ、お掃除職人きよきよさんです。今年の大掃除は、きよきよさん直伝の「簡単で疲れない」掃除法で、家じゅうの汚れをラクしてキレイに落としましょう。
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ユーチューバー
お掃除職人きよきよさん
おそうじしょくにん・きよきよ●ハウスクリーニングやビルの清掃など、さまざまな場所の掃除を38年間行ってきた掃除のプロ。
フォロワー35.2万人のYouTubeで紹介する掃除の技は、簡単で効果が高いとプロからも支持を集めている。
著書に『やみつき掃除術 市販洗剤4本で感動的に汚れが落ちて家じゅう試したくなる!』(SBクリエイティブ)他。
汚れに合った洗剤選びと掃除道具のアップデートで時間と手間を省く
さまざまな洗剤を使い、力を入れてゴシゴシこすっても汚れが落ちず疲労困憊……。掃除を面倒に感じている人には、そんな経験がきっとあるはず。しかしお掃除職人きよきよさんによると、汚れが落ちないのは洗剤選びが間違っているからという。
「家の中につく汚れには、大きく分けて油汚れ、水あか汚れ、カビ汚れの3種類があり、それぞれ『酸性』『アルカリ性』『中性』という性質をもっています。これらの汚れを落とすには反対の性質をもつ洗剤で中和すればいいだけなのに、洗剤を『台所用』など掃除する場所で選んでいる方の中には、アルカリ性の汚れにアルカリ性の洗剤を使っていた、というケースも。いくらこすっても汚れが落ちないのには理由があるんです。まず汚れの性質を知り、その汚れを中和する洗剤を選ぶことが、疲れない掃除の第一歩です」
洗剤の次に見直したいのが、掃除道具だ。
「ふき掃除はぞうきんで、というのは昭和の掃除法。汚れをからめとるマイクロファイバークロスを使えば力を入れなくても汚れは落ちますし、床掃除もフロアワイパーを使えば腰をかがめなくてもいいので、ふき掃除がグンとラクになります。これまでたくさんのご家庭で掃除法を見てきましたが、昔覚えた昭和の掃除法のままの方も少なくありません。掃除の知識を更新して、ラクにキレイな家をキープしてくださいね」
【疲れない大掃除のコツ】
●掃除の「場所」よりも「何の汚れ」を落とすのかで洗剤を選ぶ
●掃除道具のアップデートで時間をかけずに手間を省く