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【94歳、ひとり暮らし】「いつお迎えが来てもいいわ」ボケないための秘訣は?小説家・千田佳代さん

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ゆうゆう編集部

失敗も恥も後悔も、私のしたこと。 私がつくった私の人生です

千田さんは1930年生まれ。終戦の年にアメリカ軍の機銃掃射を足に受け、杖が手離せなくなった。

「でも、へっちゃらなの。だって私の性格からしたら、足がよかったらとんでもないことをしていたかも。けががあったから、適度に自制して適度に思いどおりの人生を歩いてきました。大望を抱かないですんでいるんですよ」

自分の人生を「それなりに幸せだったじゃん」と思うことにしているという。

「失敗も恥も後悔も、みんな私のしたこと。私がつくった人生だから。ひとつだけ心がけているのは、『ごめんなさい、ありがとうね』を言えるときに言っておくことです」

「大好きなお肉は我慢せず、野菜は我慢して食べます」 

俳句の師、森澄雄の本は付箋をつけて何度も読み返している。

千田さん流【ボケない生き方、暮らし方のコツ】

① 「ボケ」を考えない。ボケたら、ボケたとき!
② 好きなものを食べて好きなことをする
③ 心配事は自分で調べて無駄に悩まない
④ 私の人生、それなりに幸せだったと思う

Information 94歳にして絵本作家デビュー!『魔女リナと猫』

平凡な女の子の魔女リナの800年の人生を、魔猫とともに描くファンタジー。子どもはもちろん、大人の心に深く響く一冊。

作/千田佳代 絵/長谷川 淳 翻案/吉田進み矢 
集文社 1540円

撮影/柴田和宣(主婦の友社) 取材・文/志村美史子

※この記事は「ゆうゆう」2025年2月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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