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【ガーデニング】宿根草のお手入れに最適なシーズンは冬!花いっぱいの大株を目指そう

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更新日

光武俊子

株分けしてお気に入りの宿根草をふやす

鉢植えの株が大きく育っていたら、株分け

株分けとは、植物の株を分割して増やす繁殖方法の一つで、多年草によく用いられます。根元から芽がふえた部分を切り分け、別々に植えつけて育てます。古くなった株を切り分け、株を若返らす目的でも行われます。

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して複数の鉢に植え替えてもよいでしょう。庭植えでも株が混み合うと病害虫の被害が出やすくなったり、蒸れて傷みやすいので、株分け

株分けとは、植物の株を分割して増やす繁殖方法の一つで、多年草によく用いられます。根元から芽がふえた部分を切り分け、別々に植えつけて育てます。古くなった株を切り分け、株を若返らす目的でも行われます。

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します。下の写真は夏前のギボウシですが、大株の分け方がよくわかります。

大株に育ったギボウシ

1株ずつに分ける

冬は地上の茎葉がありませんが、大株の根全体を掘り上げて子株ごとに分け、鉢や庭に植えなおします。その際、まだごく小さな株は無理に分けず、いくつかまとめて植えるほうが安心です。また、子株に分かれていない大株は剪定

剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

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バサミなどで株を切り分けましょう。

スイセンやダリアなどの球根植物も「分球」といって、花後に新しい球根が複数に分かれることがあります。これらも掘り上げて球根を分けて植えると、その年は無理でも翌年などに開花。多年草

多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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の苗や球根はタネだけでなく、株分け

株分けとは、植物の株を分割して増やす繁殖方法の一つで、多年草によく用いられます。根元から芽がふえた部分を切り分け、別々に植えつけて育てます。古くなった株を切り分け、株を若返らす目的でも行われます。

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や分球でもふやせます。

分球したスイセンの球根

多年草がのびのび育つフカフカの土づくり

庭植えの宿根草

宿根草とは、一度植えると毎年花を咲かせる植物のことです。冬に地上部が枯れても地下部が生き続け、翌年再び芽を出す植物を指すことが多いです。​

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はとくに肥料を与えなくても大丈夫です。庭土が団粒構造(土の粒子が集合体をつくってすき間を保ち、通気性などが優れる状態)を保ってフカフカなら、宿根草

宿根草とは、一度植えると毎年花を咲かせる植物のことです。冬に地上部が枯れても地下部が生き続け、翌年再び芽を出す植物を指すことが多いです。​

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の根は伸びやすくて株は丈夫に成長。宿根草

宿根草とは、一度植えると毎年花を咲かせる植物のことです。冬に地上部が枯れても地下部が生き続け、翌年再び芽を出す植物を指すことが多いです。​

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が大株になれば、周囲は日陰になって雑草が生えにくく、生えても抜きやすくなります。

そのために、冬は庭土を深くまでよく耕して、腐葉土やたい肥などの有機質を混ぜこむのがおすすめです。土壌の有機質がふえると微生物が活性化して、土の団粒化が進みます。森の落ち葉が積もった地面がフカフカしているのと同じです。

庭土を深く耕すことは「天地返し」といって、マチュア世代には厳しい作業。なので、難しいようなら腐葉土などを、庭土の表面にまくだけでも効果はあります。また、株の植え替え作業の際に、植え穴の底や株まわりに腐葉土などを混ぜ込むとよいでしょう。冬の間のちょっとしたお手入れによって、春からの庭やベランダが昨シーズン以上に華やかになります。

ギボウシの群植

※2024年1月17日に配信した記事を再編集しています。

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培養土とは、植物を育てるために使う土のことです。数種類の土がブレンドされた市販の培養土は、通気性、保水性、排水性、養分のバランスがよく、初心者でも失敗なく植物を育てられます。植物の種類(花、野菜、多肉植物など)ごとに専用の培養土も市販されています。

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冬越しとは、寒さに弱い植物を冬の寒さや霜から守って生き延びさせるための管理方法です。屋外に置いている鉢植えを室内に取り込んだり、花壇の土の表面にワラや落ち葉などを敷き詰めたりします。

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用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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根鉢とは、鉢植えの植物を鉢から抜いたときに、土と根がかたまりになっている部分のことを指します。

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