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【ガーデニング】バラの休眠期のお手入れは?冬ならではの病害虫予防も

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更新日

吉原美奈子

冬の日常の手入れと病害虫予防

休眠期の1月は、庭植えのバラには水やりをする必要はありません。ただし、大苗

大苗とは、ある程度の生長を遂げた苗木のことを指し、特にバラや果樹の苗でよく使われる用語です。根がしっかりと張り、幹や枝が太くなっているため、植えつけ後の活着率が高く、すぐに花や果実を楽しむことができるメリットがあります。

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を植え付けた場合は、植え付け後1週間ほどたった暖かい日中に水を1回与えるとよいでしょう。
鉢植えバラは10日に1回程度、暖かい日に底穴から流れ出るまで水を与えます。

【ガーデニング】バラの休眠期のお手入れは?冬ならではの病害虫予防も(画像6)

病害虫に強いミニバラを見つけるのは難しいのですが、ついに登場したのがこの‘ジョージ ベスト’。黒点病とハダニにめっぽう強いのが特長です。剪定は浅めに、肥料は少なめがよいようです。

害虫の活動はほぼなくなるため、防除は必要ありませんが、この時期ならではの対策があります。鉢替えの時にコガネムシの幼虫が出てきたら全部取り除きます。
また鉢替えや元肥

元肥とは、植物を植える前や植えつけ時に、あらかじめ土に混ぜ込んでおく肥料のことです。追肥とあわせて行うと元気に育ちます。

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入れの際、バラの根にこぶ状の隆起物があれば根頭がん腫病の恐れが大です。完治はないので、残念ですが根ごと引き抜いて株を処分するのが安心です。鉢土は捨て、庭植えであれば株の周囲の土を捨てて新しい土と入れ替えます。

近年、増えているのがカイガラムシ(バラシロカイガラムシ)の被害です。枝に粉状の白い虫がびっしりと付着し、バラを枯らしてしまいます。ブラシや割りばしでこすり落としてもなかなか退治しにくいものですが、冬にマシン油を成分としたカイガラムシの専用薬「ボルン」を散布すると効果があります。

※2023年1月20日に配信した記事を再編集しています。
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マルチングは、土の表面をワラやバーク(樹皮)チップ、プラスチックフィルムなどで覆うことです。乾燥防止、雑草抑制、土の流出防止、地温調節などの効果があります。

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剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

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