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【ガーデニング】バラの休眠期のお手入れは?冬ならではの病害虫予防も

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吉原美奈子

冬の日常の手入れと病害虫予防

休眠期の1月は、庭植えのバラには水やりをする必要はありません。ただし、大苗を植え付けた場合は、植え付け後1週間ほどたった暖かい日中に水を1回与えるとよいでしょう。
鉢植えバラは10日に1回程度、暖かい日に底穴から流れ出るまで水を与えます。

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病害虫に強いミニバラを見つけるのは難しいのですが、ついに登場したのがこの‘ジョージ ベスト’。黒点病とハダニにめっぽう強いのが特長です。剪定は浅めに、肥料は少なめがよいようです。

害虫の活動はほぼなくなるため、防除は必要ありませんが、この時期ならではの対策があります。鉢替えの時にコガネムシの幼虫が出てきたら全部取り除きます。
また鉢替えや元肥入れの際、バラの根にこぶ状の隆起物があれば根頭がん腫病の恐れが大です。完治はないので、残念ですが根ごと引き抜いて株を処分するのが安心です。鉢土は捨て、庭植えであれば株の周囲の土を捨てて新しい土と入れ替えます。

近年、増えているのがカイガラムシ(バラシロカイガラムシ)の被害です。枝に粉状の白い虫がびっしりと付着し、バラを枯らしてしまいます。ブラシや割りばしでこすり落としてもなかなか退治しにくいものですが、冬にマシン油を成分としたカイガラムシの専用薬「ボルン」を散布すると効果があります。

※2023年1月20日に配信した記事を再編集しています。
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マルチングは、土の表面をワラやバーク(樹皮)チップ、プラスチックフィルムなどで覆うことです。乾燥防止、雑草抑制、土の流出防止、地温調節などの効果があります。

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温暖地とは、年間を通して気温が比較的高く、冬期の降雪が少ない地域を指します。日本では西日本や太平洋側の地域が該当し、植栽スケジュールや作つけ品種の選定において、冷涼地や中間地とは異なる育成条件や病害虫対策が必要となります。

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寒冷地とは、平均気温が低く、冬季に雪や霜が多く降る地域を指し、園芸においては栽培可能な植物が限られる環境です。北海道や本州内陸部などが該当し、霜害や冬越しの難しさが課題になります。寒冷地では耐寒性の高い宿根草や球根植物が重宝され、逆に熱帯性植物は室内での越冬が必要です。栽培カレンダーも地域ごとに調整が必要で、気候に合った植物選びがガーデニング成功の鍵となります。

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株元とは、植物の茎が地面と接するあたり、根元の部分を指す言葉で、水やりやマルチング、病害虫の発生チェックなど園芸作業の上で注目すべき場所です。特に多年草や樹木では、株元の通気性や湿度が健康維持に大きく関係し、落ち葉や腐葉土のたまり過ぎによって蒸れたり、カビが発生するリスクもあるため注意が必要です。冬越しや剪定後の管理でもポイントになる場所です。

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支柱とは、植物が倒れたり茎が曲がったりするのを防ぐために立てる棒状の補助具。特に生長とともに高さが出る植物や、実が重くなる果菜類、つる性植物などに欠かせない資材です。ガーデニングでは、支柱の材質や形状によって景観にも影響を与えるため、景観に馴染む自然素材のものや色つきのものを選ぶことで、植物の生長を支えつつ庭の美しさとの両立を図ることができます。

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大苗とは、ある程度の生長を遂げた苗木のことを指し、特にバラや果樹の苗でよく使われる用語です。根がしっかりと張り、幹や枝が太くなっているため、植えつけ後の活着率が高く、すぐに花や果実を楽しむことができるメリットがあります。

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剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

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元肥とは、植物を植える前や植えつけ時に、あらかじめ土に混ぜ込んでおく肥料のことです。追肥とあわせて行うと元気に育ちます。

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休眠とは、植物が生長を一時的に停止して、寒さや乾燥などの不利な環境から身を守る生理状態のことを指します。球根や落葉樹などでは、冬の寒さに備えて活動を停止し、気温が上がると再び芽吹きます。休眠中の植物は水や肥料をそれほど必要としないため、過湿や過剰施肥を避けて管理することが大切です。休眠の有無や期間を知ることは、植え替えや剪定の適期を見極めるうえでも重要です。

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