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結婚60周年の徳光さん・交際0日婚の大島さん、61年間に及ぶ純愛物語に対する反応は?『天国ゆきのラブレター』刊行イベントレポート

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ゆうゆうtime編集部

交際0日婚の大島さんから見た坂本さんの恋愛は?

〈司会〉
―「交際0日婚で驚きのニュースをもたらした大島さんから見て、このドラマのようなお2人のなれそめはいかがですか?」

大島さん:「遠距離でもしてみたかったですね。せっちゃんのことは僕が知っている、ゆうちゃんのことは私が知っているって、もう全てわかってご結婚された感じして、理想ですよね。私は本当に何もわからずに結婚しましたので。電話番号ですら結婚する前日に知ったのですよ!相方の村上がおさむさん(※大島さんのご主人)の電話番号を知っていたので、『明日、婚姻届け出す時はどこに集合したらいいでしょうか、って聞いてくれる?」とお願いしたのです。そしたら、『そんなこと自分でしなよ!』って言われて初めて電話番号を教えてもらったのです。それでも、円満にやっておりますよ(笑)」

〈司会〉
―「愛の形はいろいろですね。でも坂本先生のこの15歳の初恋を見事に結びつけた、というのは本当にドラマのような話ですよね」

徳光さん:「そうですよね。また節子さんは大変短歌がお好きいらして、お2人のこれまでと結びついた人生を五七五七七にまとめさせていただきました。
『いにしえの、昭和の都にひきかえし、6年目には発車オーライ』」

坂本さん:「素晴らしい!!」

〈司会〉
―ご本を拝読すると、節子さんがどれだけ大きな愛で坂本さんを包んで支えてきたか、というのが伝わってくるのですが、やはり振り返っても節子さんに導かれた部分はおありですか?

坂本さん:「先ほど大島さんもおっしゃっていましたが、その通りです。言ってみれば、15歳なんて年端もいかないガキですから。出会った時、彼女は20歳。結婚した時は26歳になっていて、私は21歳で。それでもやっぱり大人と子供ですよね。女性の場合、特に生活感に関する考え方は男よりも一層大人ですから。やっぱり手の平の上で転がされていたという気持ちはあります。
あの人は、お姉さんであり、やがて恋人になり、そのあと女房にもなるんですね。でもトータルで考えるとずっと上から見守り続けてくれた母親のようなそんな存在でした。非常にしんどい生い立ちをしている人だったから、周囲に対しての気配りとか、自分を正しく保たなければいけないという気持ちがものすごく強い人でした」

徳さん、得意の即興俳句を披露するが…

〈司会〉
―本当に素敵な夫婦関係ですね。ちなみに徳光家はどういうご関係ですか?

徳光さん:「うーん、ちょっとすぐに分析できませんね。今ぱっと思いついたのですが、女房に言わせれば

『プロポーズ、あの日に戻って、断りたい』

という感じでしょうか(笑)。でも私が24歳の時に結婚したので、うちももう60年になります。(会場から拍手)ありがとうございます」

▼次回は、徳光さんや大島さんのラブレターも発表!▼

天国ゆきのラブレター

著者:坂本雄次
定価:1,760円(税込)
判型、ページ数:四六判、218P、上製版 
ISBN:978-4-07-460010-6
発売日:2024年12月25日(水)
出版社:主婦の友社
※電子書籍も同時発売

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