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【70代ひとり暮らし】「守りに入る人生はつまらない」ドラマスタイリスト・西ゆり子さん

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ゆうゆう編集部

ドラマスタイリストとして俳優たちの衣装を手がけ、多くのドラマや映画の主人公に命を吹き込んできた西ゆり子さん。昨春、70代にして久しぶりのひとり暮らしをスタート。潔くも彩りにあふれる暮らしぶりを伺いました。

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お話を伺ったのは
西ゆり子さん ドラマスタイリスト

にし・ゆりこ●1950年生まれ。スタイリストとして、200作品を超える映画やドラマに携わる。
「着る学校」(https://www.stylingschool.org)では一般女性にも着る楽しみを伝えている。

去年の4月から始めたひとり暮らし。理由は二男の将来のため

5年前に夫を病気で亡くした西ゆり子さん。その少し前から二男が同居し、西さん自身の病気や骨折のときにも支えてくれていたという。

「息子は私を心配して同居してくれていたのですが、彼もいい年でしたからね。彼女ができたって家にも連れてこられないし、いろんな意味で私に遠慮もあったと思います。彼に自分の人生を歩いてもらうために、ひとり暮らしを決断しました」

「もうひとりで大丈夫!」と宣言した西さんだったが、何十年ぶりかのひとり暮らし。内心は不安でいっぱいだったそうだ。

「自分が一歩進まないと何も変わらないと思ったのです。実際、踏み出した今も不安はまだあります。でも、それもまた一興。守りに入る人生はつまらない、と思っています」

夫のことは毎日思い出し、毎日一緒に住んでいるかな

多くの人が経験する夫との別れ。西さんもしばらくは涙に暮れ、手にとる服も暗い色ばかりだった。どのように乗り越えたのだろう。

「乗り越えられたのかしら? 毎日思い出して、毎日一緒に住んでいるっていう感じがしています」

一緒に生きているという感覚を得るにつれ、服の色も徐々に明るくなった。今も週に何度か夫の写真を食卓に置き、一緒に食事をするそう。

「もともと食事中にテレビやスマホを見る習慣がなく、ひとりでも窓からの景色を眺めたり、外食ではお店の雰囲気を感じながら食べるのが好き。そんな中で『お父さん、たまには一緒にご飯食べよう』と言って食事を楽しんでいます。仕事が忙しかったりするとそんな余裕もなくなってしまうので、生きているほうの都合なんですけどね。お父さんも許してくれるんじゃないかな(笑)」

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