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人生後半戦の『ターニングポイント』を前向きに!

芸能界で唯一生き残る方法。それが「誰かの喜びになる」今の活動につながった【六車奈々さんのターニングポイント#3】

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皆川知子

恩師の佐伯チズ先生との出会いは…

―有名美容家・佐伯チズ先生のイベントの司会もよくされていましたよね。
はい。チズ先生のイベントやラジオなどでよくご一緒させていただき、本当にかわいがっていただきました。私は先生のことを「心の師匠」だと思っているので、今の私があるのはチズ先生あってだなと思っています。

佐伯チズ先生には、美容以外のことも沢山教わりました。

いい!と思ったことはどんどん周りに広めよう

―読者の中には、六車さんのような「趣味や特技がない」という人も多いと思います。
なんだっていいと思うんです。私が好きなのは「体のメカニズム」と「競馬」。この二つに関してなら勉強をすることはまったく苦になりません。それに、本来好きものなので「勉強」とも思わず、夢中でやっています。
例えば読者の方の中に、韓流スターにハマっている人はいませんか? そういう人はたとえば韓国語を覚えたり、美味しい韓国料理店を食べ歩きしてみたり、韓国のファッションを自分なりに分析してみたり、少しずつ幅を広げていくといいと思います。最終的にはそれを仕事にまでできれば、こんなに素晴らしいことはありません。「好き」が仕事になるって、最高ですからね!

同じように釣りが趣味の人がいたら、ただ釣って終わり、というのももちろん良いのですが、魚をさばいてオリジナル料理をSNSでアップしてみたり、どの釣り道具を使えば、どの魚がよく釣れるか実験してみるとか。趣味を発展させることで、新しい人間関係が始まったり人生がより豊かになっていくのではないでしょうか。
まずは「好きの種」を見つけて、そこから育てていけるといいですよね。

六車さんは普段からノーファンデ派(この撮影も!)。「さすがにコンシーラーは使ってますよね?」と聞いたところ、コンシーラーもパウダーもなしの正真正銘すっぴん肌でした!

日本時間栄養学会の学術大会にて。時間栄養学の第一人者・柴田重信先生にお話をお伺いできて最高でした!

―自分で楽しむだけのものから、人と共有するところまで広げていくといいんですね
そうです。それがそんなに難しいことと思わないのが、私がタレントとして長くやっているからかもしれません。自分自身が「商品」なので、それをどうブランディングすれば良いかはいつも考えていましたから。
でもやってみるととても楽しいですよ。私は「いい」と思うものを見つけたとき、それを自分一人で享受するのではなく、いつも「これをどうやってみなさんに広めていこうか」と考えます。いいものは共有したいですから。

美容の講座をしているのもそう。最初は肌荒れに悩んでいた受講者さんが、講座が進むにつれ肌がキレイになっていく。それを見ると、「私は人の人生のお役に立てている」と思えて、とてもうれしいんです。今ではそれが私の一番の生きがいになっていると言っても過言ではありません。

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